2022年10月1~2日に東京ビッグサイトで開催された全日本模型ホビーショーで東京マルイの新製品「P-90+」が展示されました。
同時に次世代電動ガンMP5のバリエーションモデルであるサプレッサー標準搭載モデルMP5AD次世代電動ガンと、
同じく次世代電動ガンのURG-Iの11.5インチモデルも展示されています。
その他にも東京マルイが以前から出す、出す、と言いながら一向に出せなかった純正リポバッテリーもようやく展示されています。
今回は、これらの展示品の中から皆さんが一番注目しているP-90+をご案内します。
Contents
東京マルイP-90+についての情報
2022年10月5日に今回のホビーショーで展示された東京マルイの新製品P-90+について、Twitterで発表されている情報お知らせします。
まず最初に述べられたのがFET搭載モデルでリポバッテリー対応であることです。
P-90+では新型のフラッシュハイダーになるようです。
また、『P-90』のボディは樹脂成形したそのままですが、『P-90+』はブラックの塗装を施し、少しマットになり、重厚感がUPしています!
東京マルイ P-90+のPLUSシステムの特徴(FET回路)とは?

今回のホビーショーで発表された東京マルイのP-90+の一番の特徴は、「PLUSシステム」と名付けられたFET回路と、
各所の異常を検知して作動をストップする安全性を兼ね備えたシステムにしたことです。
これにより下記のような動作チェック機能が搭載されました。
- バッテリー動作チェック機能
- FET動作チェック機能
- バッテリー以上電圧検知機能
- バッテリー温度検知機能
- オートカットオフ機能(8時間経過でオフ)・バッテリーの繋ぎ直しででリセット
ただしこれらの機能が発揮するには今回のホビーショーで同時に展示された、
いずれ発売予定の東京マルイ純正のリポバッテリー「MS・LiPoバッテリー」の使用時という条件がつきます。
東京マルイP-90+とこれまでのP90との違い

今回の東京マルイの新製品P-90+と既存のP90との違いは、トリガーレスポンスが改善されてトリガーのキレが良くなったことでしょう。
これまでのP90ではトリガーのフィーリングがモッサリとした感じで、トロい印象が否めなかったのですが、
それを改善するためにP-90k+では、モーターブレーキが付いたようです。
\モーターブレーキ(アクティブブレーキ)については下のページを参考にしてください/

これにより、既存のP90シリーズよりもセミや指切りバースト時のトリガーのキレは劇的に改善されるでしょう。

リポバッテリーとトリガーレスポンスの向上といった改善が加われば、どうしてもピストンやギアにこれまで以上の負荷がかかります。
そこでP-90+では新たに強化型のナイロン樹脂製ピストンと、
表面硬度がアップしたメッキコーティングセクターギアを採用して、トリガーレスポンスと耐久性の向上を両立させています。
東京マルイのP-90+の価格、発売日は?

今回のホビーショーで発表された東京マルイ P-90+のスペック、希望小売価格、発売日に関する情報は、今のところはアナウンスされていません。
現在のところで分かっているのは、ニッケル水素バッテリーでも可動可ということぐらいです。
東京マルイの製品発売は、海外メーカーに比べて慎重すぎるきらいがあるようです。
石橋を叩いて渡るのはいいのですが、それにも限度があります。
SIGA12もM320も発表されてからかなり経つのに、未だに発売されておりません。
近日発売と提示してありますが、とりあえずはリポバッテリーだけでも早く発売して欲しいものです。
東京マルイ P-90+のまとめ

今回発表されたP-90+のFET回路は、バースト機能やサイクル制御のためではなく、あくまでも電動ガン本体の保護をメインに組み込まれているようです。
最近、東京マルイが海外のエアガンメーカーよりも遅れがちなのは、このあたりが原因なのではないでしょうか?
海外勢のメーカーでは、7,8年も前からMOSFETプラス電子トリガーが標準装備となり始めていました。
また、昨年にKRYTACから出されたP90ではMOSFET標準装備で、残弾数0で作動が停止するオートストップ機能も付いています。

この点から見ても、今回の東京マルイのP-90+はまだ海外の標準に届いているとは言えません。
安全性も大事ですが、東京マルイの新製品には、ユーザーが心ときめかすようなギミックをもう少し盛り込んで欲しいものです。