東京マルイは、2022年2月に先行発売した「URG-I11.5inch SOPMOD Block 3」のカラーバリエーションモデル「URG-I 11.5″ Black」を11月に発売しました。
先行モデルでは、ストック、M-LOK専用SMR(スーパーモジュラーレイル)ハンドガード、チャージングハンドルがデザートカラーで、アッパーフレームとロアフレームがブラックでした。
しかし、URGI 11.5inch Blackは、内部パーツはURG-I 11.5インチSOPMOD Block 3と同じで、オールブラックのバリエーションとなります。
この次世代電動ガンの特徴やスペックを紹介するために、先代モデルとのニュアンスの違いを詳しく解説していきます。
東京マルイURG-I 11.5インチ次世代電動ガンの概要
東京マルイ URG-I 11.5インチ次世代電動ガンは、URG-I 11.5インチSOPMOD Block 3に、ブラックアッパーレシーバーグループを採用したユニークなバージョンです。
このURG-Iとは・・・Upper Receiver Group-Improved(アッパーレシーバーグループ-インプルーブド)、つまりM4A1カービンの機関部上部辺りを改善したモデルと言う事です。
この改造されたURG-Iは、オリジナルモデルと同じ基本スペックと機能を含んでいます。
注目すべきは、「SOPMOD Block 3」という表記です。
この表記は、M4A1カービンをベースに、特殊部隊の様々なミッションに対応するために改造されたモデルであることを指し示しています。
さらに「Block 3」は、Block 1からBlock 3まで、複数のバージョンが存在することを示しています。
SOPMOD block1~3の違い
M4A1 カービン Block 1は、スタンダードなM4A1 カービンにKnights 社のR.I.S(レールインターフェースシステム)を追加し、汎用性と機能の追加装着を可能にしたモデルです。
東京マルイのスタンダード電動ガンM4A1RISや、次世代電動ガンM4A1カービンSOPMODと比較すると、その存在感は際立っています。
Block2バージョンでは、ナイツアーマメント社のR.I.Sハンドガードから、
精度を妨げないフルフローティングバレル仕様であるダニエルディフェンス社のR.A.S(レール・アドバンテージ・システム)に交換されています。
さらにBlock 3では、従来のピカティニー規格からS.M.R.(スーパーモジュラーレイル)とガイズリーM-LOK仕様、アンビチャージングハンドルを組み合わせ、より自由な拡張を可能にしています。
東京マルイ urg-i 11.5 レビュー|URG-Iの特徴
東京マルイの最新鋭電動ガンURG-I 11.5インチは、ガイズリーM-LOK仕様のSMR(Super Modular Rail)、
アンビデクストラスチャージングハンドル、マグプル社のSTRタイプストック、
フロントサイトポストに代わる前後フリップアップサイトの使用などを採用した設計になっています。
以下、その外観上の特徴を詳しく説明します。
東京マルイ urg-i 11.5 レビュー|URG-Iのバレルとハンドガード
東京マルイ URG-I 11.5インチ次世代電動ガンは、11.5インチのアウターバレルを10.5インチのGeiseley社製M-LOK構造SMR(Super Modular Rail)で囲んでいます。
Geiseley製SMRは八角形のM-LOKデザインで、20mm幅(ピカティニー規格)のM-LOKレールは、上下左右と両隅の対角線上だけでなく、ほぼどこにでも設置することが可能です。
M-LOKシステムの優れた点は、20mmレールは必要な場所にのみ配置でき、残りのハンドガードはスリムで無理なく保持できることです。
レイルハンドガードは、過去に「M1913ピカティニーレイル」「Key-modハンドガード」「LVOA」など様々な形式のものがありましたが、
現在はマグプル社の「M-LOK」ハンドガードが主流となっています。
東京マルイ urg-i 11.5 レビュー|URG-Iのチャージングハンドルとストック
東京マルイの次世代電動ガンURG-I 11.5インチは、
両手操作可能なチャージングハンドル、
マグプルS.R.T.タイプのストック、
可倒式フロント&リアサイトを備えたスリムなハンドガードが特徴的です。
チャージングハンドルは左右どちらからでも操作可能で、左利きのユーザーにも利便性を提供します。
さらに、URG-IはM4A1 Sopmodに似たクレーンタイプのストックを、
マグプルS.R.T.タイプのストックとすることで独自性を出し、スマートで引き締まった外観を実現しています。
最後に、可倒式のフロント/リアサイトは、M4A1のフロントポストサイトのような嵩張らない、HK416Dやマーク18 Mod 1のような整った外観を実現しています。
東京マルイ urg-i 11.5 レビュー|URG-Iの基本スペック
東京マルイの最新鋭電動ガン「URG-I 11.5インチブラック」は、先行する「URG-I 11.5inch Sopmod Block 3」と内部パーツが同じで、
URG-I 11.5inch Sopmod Block 3」は、先行する「URG-I 14.5inch Sopmod Block 3」と同じ仕様です。
以後、両者のデータを参照して、新型マルイURG-I 11.5インチブラックの初速、サイクル数、弾道特性、遠距離性能をお伝えいたします。
東京マルイ urg-i 11.5 レビュー|URG-Iの初速とサイクル
最新の電動ガン「URG-I 11.5 inch Black」は、ジュールレート0.838で銃口速度が秒速90.59mから92.02m、平均91.54mと加速することが実証されています。
全長275mmのインナーバレルによる強力な発射速度が実証され、
毎秒13.3発の発射能力により、効率的で快適な射撃が可能です。(参考:ハイパー道楽 東京マルイ 電動ガン URG-I 11.5インチ Sopmod Block 3)
東京マルイ URG-I 11.5 レビュー|URG-Iの有効射程と集弾性
新型電動ガンURGI11.5の優れた弾道特性をハイパー道楽さんの動画を元に解説いたします。
30mの距離で、0.2グラムと0.25グラムのBB弾は、どちらもセンターサークルにフラットな弾道で直接当たる強力なパンチ力を発揮しました。
0.25gBB弾は0.2gBB弾と比べると、やや広がりが少なく、より良い集弾性を見せてくれました。
しかし、40m先の人物を狙った場合、0.2g弾は風の影響を大きく受けて弾道がセンターサークルへの直撃弾は難しい結果となりました。
その理由は、0.2gBB弾は、重さが軽いため減速しやすく、向かい風では目標に到達しずらいようです。
次世代電動ガンURG-I11.5インチで遠距離射撃をするならば、0.25グラムのBB弾の使用をお勧めします。
東京マルイ URG-I 11.5 レビュー|URG-Iの操作性
次世代電動ガンURG-I 11.5は、一般的なM4A1カービンと同じように操作できますが、
アウターバレルの長さが14.5インチから11.5インチに短縮されているため、よりCQBやインドアフィールドなどの接近戦に向いていると言えるでしょう。
マガジンキャッチボタン、セレクターレバー、ボルトリリースレバーなど、すべてのパーツが右手で操作するデザインとなっており、
チャージングハンドルは両手のどちらでも操作可能なアンビタイプになっています。
6ポジションが取れるMAGPUL STRタイプのストックは、クレーン式ストックに匹敵するホールド感を提供し、より安定的なロック機構が追加されています。
東京マルイ URG-I 11.5 レビュー|URG-I11.5インチブラックの実売価格
現在、東京マルイ次世代電動ガンURG-I11.5インチブラックは、ネット通販やショップでの店頭販売でも十分な在庫があり、安定的にユーザーに販売されています。
東京マルイの次世代電動ガンURG-I 11.5インチブラックのメーカー希望小売価格は¥69,800(税別)となっており、
URG-I 11.5inch ソップモッド ブロック3や14インチモデルのURG-I ソップモッド ブロック3 と同じ価格設定になっています。
そこでネット通販での実売価格ですが、11.5インチブラックに限って言えば、最安値が5万円中頃、平均的な値付けが6万円台前半といったところです。
出たばかりのモデルなので、当分の間はこの価格帯が維持されるでしょう。