カスタム入門

電子トリガーのおすすめ&電子トリガーのメリット・デメリットについて

電子トリガー メリット・デメリットとは

サバゲー用電動ガンをバージョンアップするアイテムとして今とても注目を浴びているのが電子トリガーです。

トリガーレスポンスが上がりバーストコントロールもできるのが人気の秘密です。

この人気のアイテムを自分も組み込んでみよう!と思う人も多いでしょう。

しかし、ちょっと待ってください、

電子トリガーの導入にはメリットだけでなくデメリットについても知っておかなければなりません。

電子トリガーのメリット・デメリットをしっかりと認識した上で、自分に合った電子トリガーを選びましょう。

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電子トリガーとは

電子トリガーと搭載したHK416C電子トリガーと搭載したHK416C
引用元:https://youtu.be/nyHItpqGER4

電子トリガーとは感嘆に言えば、モーターの回転やギアとピストンの位置などを電子基板で制御できるトリガーシステムです。

更に高機能なモデルになればバーストコントロールの弾数を設定したり、サイクル数をコントロールできるものまでもあります。

トイガン歴40年のマニアが伝える「初めてのエアガン選び」で失敗しないためのコツ

従来のトリガーシステムと電子トリガーとの違いとは?

従来のトリガーシステムはバッテリーのプラスとマイナスの電流を、トリガーを引くことで接触させてモーターに流してギアを回していました。

いわゆる機械的なスイッチの入り切りで電動ガンを動かしていたのです。

このスイッチを切る役目を果たしていたのがカットオフレバーと呼ばれるパーツです。

電子トリガーではマイコンで制御する

それに対して電子トリガーの場合では、バッテリーから流れてくる電流をコンピューター制御のマイコンが内蔵されていて、

センサーでギアやピストンの位置を制御するようにしています。

これによりサイクル数やバーストショットの弾数をコントロールできるので、

別名「FCU(ファイアリングコントロールユニット)」

「ETU(エレクトリックトリガーユニット)」とも呼ばれています。

G&G製電動ガンの人気の秘密は

今日ではこのFCUにレスポンスを向上させる電子基板(MOSFET)を組み合わせたシステムが、

G&G ARMMENTなどの海外製電動ガンが採用しているFCU+MOSFETと呼ばれているシステムで、

レスポンスの良さと手軽にバースト設定ができるため人気を集めています。

電子トリガーの二つのタイプとは

現在、電子トリガーは従来型と光センサータイプの2種類に分かれています。

従来型とはマイクロスイッチやギアの位置を検知するセンサー、ピストンのストロークやサイクルなどを制御するプログラミングが親指大の基盤に組み込まれているタイプです。

光センサータイプはトリガーを引けばLEDが光るように設定しておき、わずかなトリガーのトラベル量でも光センサーで動きを感知して自動で発射するタイプです。

この両者はどちらかが優れている?と言うものではなくその使用目的に応じて使い分けられているのです。

電子トリガーのメリット・デメリットとは

では次に電子トリガーのメリット・デメリットについてご案内します。

電子トリガーを選ぶ際にはメリットだけに目が行きがちですが、

デメリットな面もシッカリと知っておかなければ、自分にとってピッタリな電子トリガー選びを誤ってしまいます。

電子トリガーのメリット

・レスポンス向上
・バーストコントロール
・スイッチの焼き付き防止とトリガーユニットの耐久性アップ
・発射サイクルのコントロールシステム
・セクターギアの停止位置制御による弾速の安定

などが挙げられます。

若干補足しておくと、セクターギアを常に同じ位置で制御することでピストンが常に同じ場所から前進するため、初速が安定します。

発射サイクルのコントロールシステムとは通常のサイクル数から連射数を落とすことが可能なシステムです。

無駄弾を撃ちたくない人にはおあつらえ向きでしょう。

またバーストコントロールとはトリガーを引くたびに発射できる弾数を制御できる機能です。

実銃では3バーストが主流ですが、電子トリガー搭載の電動ガンでは1ショットで2~5発の間の任意のバースト数を設定できます。

今までに電動ガンでバーストショットを搭載したモデルと言えば東京マルイのスタンダード電動ガン89式小銃があり、ギア式の3バーストが搭載されています。

また、東京マルイは過去にSIG550、SIG551SWATというモデルで電子式可変バースト搭載モデルを製造していましたが、

現在の電子トリガーの機能には到底及ばない内容です。

現在の電子トリガーは電子制御でバーストコントロールのみならずピストンとギアの位置の制御が実用化されているのが特徴でしょう。

電子トリガーのデメリットとは

では次に電子トリガーの持つデメリットの面についてご説明します。

・組み込みの難しさ
・コスト高
・シビアなバッテリー電圧の管理
・静電気や湿気に弱い
・モデルチョイスの難しさ

この中で特に注意したいのがバッテリー電圧やアンペア数の管理です。

これが電子トリガーの設定に合っていないと作動不良やヒューズ切れ、電子トリガー本体の故障に繋がるのでご用心ください。

電子トリガー選びのコツとは?

電子トリガーユニットを選ぶコツは自分が電子トリガーに何を求めているのか?という目的を自覚することから始まります。

何故ならどのレベルの機能を求めるかによって搭載するモデルが違ってくるからです。

例を挙げると不知火商店の陽炎Ⅲ型というモデルは次世代電動ガン対応になっていますが、同じⅢ型でも用途によってタイプが分かれています。

自分の電動ガンとの適合性を知っておく

次に知っておくべきことは、自分の持つ電動ガンにその電子トリガーが搭載できるか?という適合性です。

例を挙げるとARESのハニー・パジャーなどに搭載してある『EFCS(Electric Firing Control System)』は人気の高い電子トリガーですが、

後付けでこの電子トリガーを組み込もうとしても、専用のメカボックス以外では搭載できません。

このように全ての電子トリガーがドロップインで組み込めるわけではないのです。

自分に組み込むスキルがあるか?を知っておく

最後に知っておくべき電子トリガーを選ぶ際のコツは、自分の技量で組み込めるか?という問題です。

電子トリガーは2万円台~4万円台という高価なパーツです。

また組み込みにも独自のスキルが必要です。

カリカリのハイチューンを目指す際ならモーターやメカボックスとの相性やバッテリーの電圧、各抵抗値にまで気を配る必要があります。

そこまでのチューンは目指さなくても、組付け時に静電気を発生させないことやモデルによってはハンダ付けが必要となる場合もあります。

電子トリガー組付けに自信がない時はショップに依頼を

もし、電子トリガーの組付けに自信がないのであれば、慣れたショップさんに依頼された方が間違いないでしょう。

サバゲーマーに人気の電子トリガー5選

電子トリガーユニットは海外製を中心に様々な製品があります。それらの中で日本のサバゲーマーたちに人気の高い製品TOP5をご紹介します。

不知火商店「陽炎」

 

 

日本製の電子トリガーユニット、国産では最高のパフォーマンスを見せてくれます。

モーターとの相性の幅が広いのも嬉しいところ。ただ組み込みには少しコツを要します。

しかし、もし組付けに失敗しても丁寧なアフターサービスを受けれるところが日本製の利点。

前方配線、後方配線、Ver2、Ver3、次世代対応、P90などのブルパップ対応など、モデルの種類が多いので選ぶ時には間違わないように注意が必要です。

BIGOUT 「DTM」

国産の電子トリガーの草分け的な存在、ライトチューンで手軽に電子トリガーを楽しみたい人向け。

7.4vリポ仕様で次世代電動ガン専用。

マルイのメカボックスなら加工は不要だが海外製電動ガンの場合ではメカボックスに加工が必要な場合もある。

サイクルコントロール、ピストンの後退位置制御、3バースト機能搭載でリアルカウント設定ができるのがリアル派には嬉しいところでしょう。

2万円以下でこの機能ならコストパフォーマンス的にも満足いただけると思います。

TEAM6 ノブナガ

コチラも国産の電子トリガーユニット。次世代電動Ver2専用でリポ7.4v仕様となっています。

売りは取り付け後の設定が不要なことと、ベースとなる次世代電動ガンがノーマルであることです。

つまりコチラもライトチューン向けの電子トリガーなのですが、前述のビッグアウトDTMと被るのが痛いところ。

他の電子トリガーとの違いと言えばセミ/フル/3バーストの設定時にLEDライトでトリガーを照らして分かりやすくしている点です。

ブッチャケそれ以外の機能ならビッグアウトDTMに分がありそうです。

 

 

キットボーイ OST「スリムステップ3」

電動ハンドガンの電子トリガー化と言えばこの製品一択です。

取り付ければ明らかにトリガーのキレが良くなったことが実感できます。

お値段も手ごろでシッカリとプリコックもしてくれるのですが、難点は取り付けに慣れと技術を求められること。

ただでさえパーツが小さくてメンドクサイ電動ハンドガンをバラして組み込むのですから、自身のない人は迷わずショップさんにお願いした方が無難です。

ちなみにこの電子トリガーを電動コンパクトサブマシンガンに取り付けるサービスを行っているショップさんもあります。

電動コンパクトサブマシンガンのチューンをお考えの方はいかがでしょうか。

GATE TAITAN

高機能電子トリガーユニットと言えばコレ!と言っていいほど認知されている製品です。

機能と設定の豊富さ、東京マルイのメカボックスならポン付けで組み込める難易度の低さも人気の秘密です。

難点を言えばポーランド製であるため、製品を扱うショップが限られていることと価格の高さです。

ハイスペックなチューンを目指すならこのTAITANか陽炎の2択になるでしょう。

 

 

電子トリガーおすすめのまとめ

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今回は電子トリガーおすすめということで各製品の紹介やメリット・デメリットについてご案内をしました。

現在の海外製電動ガンではこの電子トリガーユニット搭載モデルが標準仕様になりつつあります。

海外製電動ガンメーカーの出している電子トリガーユニットはまだ玉石混交と言っていい状態で、当たり外れがあるため今回はご紹介をしておりません。

しかし、G&G ARMMENTやARESなどは早い時期から電子トリガーユニットを搭載しており、その進化スピードは凄いものがあります。

東京マルイがこの分野でしり込みを続けるなら、やがては台湾・香港の電動ガンメーカーの後塵を拝することになるかもしれませんね。

 

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