これまで数回にわたり、G&GARMMENT、BOLTAIRSOFTと言った信頼性と人気の高い海外製電動ガンのご紹介をしてまいりました。
そして前回のブログ「【KRYTAC】ベクターやLVOA、SDPとPDWの違い教えます」では、
KRYTAC製品を構成するシリーズについてご案内をいたしました。
そこで今回は前回の続きとして、KRYTACの初心者向けおすすめ電動ガンをご紹介します。
今回も同価格帯、同コンセプトのライバル製品と比べながら製品の特徴をご説明しますので、最後までお付き合いをよろしくお願いします。

おすすめのKRYTAC電動ガン1、ALPHA CRB
KRYTACのALPHAシリーズは、KRYTAC製電動ガンの中でも、初心者ユーザー向けに作られてたエントリーモデルです。
KRYTACの電動ガンは、初心者ユーザーが気づきやすい電子トリガーによるバーストのような派手な機能は付いていません。
そのため一見すると他のメーカーの同クラスのエアガンよりも割高に見えますが、
KRYTACの電動ガンの本当の魅力は、
キッチリと作られた金属製外装フレームの仕上がりの良さと、
電動ガンの心臓部であるメカボックスの精度の高さにあります。
このことを踏まえた上で、エントリーモデルであるKRYTAC/ALPHA CRBをご覧ください。
KRYTAC/ALPHA CRBの特徴とは
サバゲー初心者が一番扱いやすい電動ガンのサイズはサブマシンガンからカービンぐらいのサイズです。
そういった意味でKRYTAC電動ガンの中で入門用としてサバゲー初心者に扱いやすいモデルはALPHA KRBでしょう。
このALPHA KRBはカービンというモデル名ですが、
実質的にはスタンダードサイズのカービンではなく、CQBモデルととらえたほうがいいでしょう。
9インチサイズのメタルハンドガードと全長795mmという仕様は、
森林フィールドなどのアウトドアフィールドよりも、接敵距離の短いCQBやインドアフィールドで使いやすいモデルです。
そういったフィールドを主戦場にするサバゲー初心者には、KRYTAC電動ガンの入門機としておすすめです。
KRYTAC/ALPHA CRBのライバル
いろいろ片付けしてたら遅くなってしまった😇
ヴァルハラ@サバゲーフィールド (@VLHLsvg)さん
とっても楽しい一日を過ごせました!
ご一緒した皆様、スタッフ様
ありがとうございました♪
やっぱコスプレサバ楽しい❗
ちと今回は武装J○モドキですみません😭一度はやってみたかった許して😇#VLHL pic.twitter.com/M6foR7EWFw— 雪⛄❄️✰* (@yukinkovalkyrie) November 3, 2018
現在の有料サバゲーフィールドの大多数は、集客が見込める都市部近郊に集まっています。
そういった立地環境では、地価の関係上でどうしても狭いエリアでも楽しみやすいCQBやインドアフィールドの割合が高くなりがちです。
そのため、狭い場所でも取り回しやすいCQBタイプ電動ガンの需要が高く、各社から販売されています。
そのことを踏まえれば、KRYTAC/ALPHA CRBのライバルとして次の電動ガンが考えられます。
(各画像をクリックすれば実勢価格がご覧いただきます。)
1、東京マルイCQB-R (ブラック)
2、G&G ARMAMENT RK74-CQB
3、BOLT PMC-Q B.R.S.S.BK
4、ARES M4 CQBマスター PDW
KRYTAC/ALPHA CRBの強みと弱み
KRYTAC/ALPHA CRBの魅力は精度と耐久性の高いメカボックスと、
実銃メーカーのDNAを受け継いだ高剛性の金属製フレーム&DEFENCE社のハンドガードにあります。
この内容で、実売価格が4万円少々というのは、決して高い買い物とはいえないでしょう。
G&G RK74-CQBと比べて
G&G ARMAMENT のRK74-CQB は、MOSFET+電子トリガーが実装されたモデルなのですが、KRYTAC/ALPHA CRBよりも少し割高です。
G&G RK74の強みはCRYTAC製品にAKベースのモデルがないことです。
現在、PMCオペレーター達が写っている画像にAKベースのCQBモデルを装備してる隊員の姿を時々見かけます。
こういった装備に憧れてサバゲーに参加するなら、CRYTACよりもG&Gや他社の製品から見つけるしかありません。
同価格帯の東京マルイ次世代電動ガンM4CQB-Rと比べて
東京マルイの次世代電動ガンの魅力は、
残弾が0の時に作動が停止して、
実銃と同じ手順を踏まないと再発射できないオートシステムと疑似リコイルを楽しめることです。
また、命中精度はどのメーカーよりも高く、これだけは東京マルイの独壇場といえます。
実銃を再現したリアルな操作を求める人なら次世代電動ガン、
外装エクステリアの仕上げの良さと、メカボックスの耐久性やカスタマイズのしやすさを取る人ならKRYTAC製品がおすすめです。
BOLT PMC-Q
BOLT製電動ガンの一番の魅力はリコイルの強さです。
次世代電動ガンもリコイルユニットを搭載していますが、BOLT製品のリコイルの強さは次元が違います。
対して、CRYTACの電動ガンはリコイルを楽しむという要素は皆無です。
KRYTAC製品の撃ち味はスタンダード電動ガンと変わりません。
リコイルというロマン要素を求める人なら、迷わずにBOLTの電動ガンを選ぶべきです。
しかし、リコイルが激しい=振動による不具合が出やすいということでもあります。
ロマン性よりも実用性を取る人なら、BOLTAIRSOFT製品よりも、耐久性の高いKRYTAC電動ガンが向いています。
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おすすめのKRYTAC電動ガン2、TRIDENT MK2 PDW-M
先ほどご紹介したKRYTAC/ALPHA CRBは全長が700~800㎜というCQBレングスのモデルですが、
KRYTAC/TRIDENT MK2 PDW-Mは、それよりさらに短い全長が700㎜以下という問り回しのしやすい電動ガンです。
元々HK MP7やFN P90を出発点とするPDWと呼ばれていたジャンルの銃器は、
現在では当初目指していたものと違う形に発展しています。
それがハンドガード内にバレルやサプレッサーを包み込む形の「ディプトロマットスタイル」と呼ばれるデザインです。
現在このPDWスタイルの電動ガンはユーザーの需要が高く、
各電動ガンメーカーが製品を投入して鎬を削るバトルを繰り広げています。
トライデントとトライデントMk2の違いとは
先のご紹介したKRYTAC/ALPHA CRBはトライデントシリーズに属し、このPDW-MはTRIDENT MK2というシリーズに属します。
この2つのシリーズの違いはストリートトリガーの有無と、フレームのデザインの差です。
既存のM4プラットフォームをそのままコピーしたトライデントに対して、
Mk2では、よりカスタム的色合いの強いオリジナル性豊かなフレームに仕上がっています。
KRYTAC/TRIDENT MK2 PDW-Mのライバルたち
先ほども述べましたように現在のエアソフトガン市場でこのジャンルの電動ガンは、
かなりのモデル数が各メーカーから投入されています。
その中でもKRYTAC/TRIDENT MK2 PDW-Mのライバルと見なされる製品を選んでみました。
(各画像をクリックをしていただくと実勢価格がご覧いただけます。)
Classic Army (クラシックアーミー) NEMESIS X9
G&G ARMAMENT PDW15-CQB
ARES AMOEBA AM-014 [Honey Badger ”ハニーバジャー”]
[ ICS ] CXP-PELEADOR C
KRYTAC/TRIDENT MK2 PDW-Mの特徴
付加価値の高いオリジナルデザインの外装パーツ
CMCストレートトリガー
8㎜ベアリング実装の耐久性の高いメカボックス
実勢価格:4万円台前半
他のライバルとの比較
(画像をクリックすると実勢価格がご覧いただけます。)
実勢価格4万円台前半で金属フレームモデルとしてのライバルとして挙げられるのは「G&G ARMAMENT PDW15-CQB」です。
しかし、PDW15はKRYTAC/TRIDENT MK2 PDW-Mと同じ価格帯ですが、
MOSFET+電子トリガー搭載モデルではないため積極的に選ぶ理由が見当たりません。
また、PDW-15は「Honey Badger 」を意識して作られたモデルなので、
それなら実銃の持ち味をコピーしたARESの AMOEBA AM-014 [Honey Badger ”ハニーバジャー”]を選んだ方がいいでしょう。
Classic Army (クラシックアーミー) NEMESIS X9との比較
KRYTAC/TRIDENT Mk2 PDW-Mの一番のライバルは、やはりClassic Army (クラシックアーミー)の NEMESIS X9でしょう。
実勢価格が4万円を切りながらも電子トリガー搭載モデルであり、
3/5発のバースト切り替え機能がつく機能性の高さは、フル/セミのみのKRYTAC/Mk2PDW-Mよりも高いと言えます。
ただ、難点を言えばNEMESIS X9は樹脂製フレームのため、
銃器らしい外装パーツの質感はKRYTAC/TRIDENT Mk2 PDW-Mのほうが勝っています。
KRYTAC/TRIDENT Mk2 PDW-Mの結論
KRYTAC/TRIDENT Mk2 PDW-Mは、KRYTACの製品が持つ質感を好む人にはとても魅力的な電動ガンです。
しかしPDWというジャンルの電動ガンとしてみると、
NEMESIS X9だけでなく樹脂製フレーム+電子トリガーという成り立ちの電動ガンが強敵となってひしめいています。
市場にはNEMESIS X9のほかにもARESのHoney Badger、[ ICS ] CXP-PELEADOR Cと言った電動ガンたちが実勢価格3万円半ばで出回っています。
これらのライバルたちとサバゲー初心者用のエントリーモデルの座を賭けて戦うのは、KRYTAC/TRIDENTMk2PDW-Mであっても容易ではないでしょう。
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おすすめのKRYTAC電動ガン3と4、TRIDENT MK2 (CRB-M/SRP-M)
KRYTAC/TRIDENT MK2 CRB-MはCQBレングスのカービンです。
しかし、KRYTACにはTRIDENT ALPHA CRBという、
より短いレングスのカービンがあるため、Mk2CRBはKRYTACの中ではショートカービンという立ち位置にいます。
また、同じMk2シリーズのSPR-Mはアウターバレル長を16インチまで伸ばした、
マークスマン(選抜射手)ライフル的な位置づけです。KRYTAC/TRIDENT MK2 CRB-M/SPR-Mの特徴
KRYTAC/TRIDENT MK2 CRB-Mの実射性能はALPHA CRBとほぼ同じです。
元々がCQBサイズなので、インドアから森林フィールドのミドルレンジまでカバーしてくれます。
またSPR-MモデルではCRB-Mよりもインナーバレルが136㎜ほど長くなっているため、
集弾性能がわずかながら上がっています。
KRYTAC/TRIDENT MK2 CRB-Mのライバル
(各画像をクリックすると実勢価格がご覧いただけます。)
東京マルイ 次世代電動ガンMK18.MOD.1
メタルフレーム
オートストップ機能
実勢価格 5万円台前半
G&G SR15 MOD2 Carbine M-LOK
メタルフレーム
オートストップ機能
G2メカボックス搭載
ETU+電子トリガー
実勢価格 5万円台前半
KRYTAC/TRIDENT MK2 CRB-Mとライバルとの比較
KRYTAC/TRIDENT MK2 CRB-Mの販売価格はライバル2製品の実勢価格とほぼイーブンです。
この3丁の電動ガンを比べた場合に、
命中精度では東京マルイの次世代電動ガンが一番良く、
メカボックスの先進性ではG&G製品がダントツに飛び抜けています。
これら3丁の同価格帯の製品を比べれば、KRYTAC/TRIDENT MK2 CRBを積極的におすすめできるポイントが見当たりません。
強いて言うなら製品自体の仕上げの良さと、
海外基準の頑丈なメカボックスの耐久性ではないでしょうか。
KRYTAC/TRIDENT Mk2 SPR-Mのライバル
東京マルイ レシーライフル
(画像をクリックすると実勢価格がご覧いただけます。)
次世代電動ガン
オートストップシステム
メタルフレーム
実勢価格 5万円台弱
G&G ARMMENT SR25 E2 APC M-LOK
G2メカボックス搭載
MOS-FET+電子トリガー
セミオートオンリー
実勢価格 6万円弱
KRYTAC/TRIDENT Mk2 SPR-Mとライバルとの比較
東京マルイのレシーライフルは電動スナイパーライフルとしては、
日本国内で使う限りにおいては群を抜いた命中性能の高さを誇っています。
こればかりは海外製電動ガンがどうしても勝てない領域です。
唯一の弱点は接点スイッチ式トリガーの焼き付きでしょう。
セミオート主体の電動スナイパーライフルは、セミオートが主体になり、どうしてもスイッチが焼き付きやすいからです。
それに対してG&GとKRYTACの電動ガンではMOSFETが搭載されているので、スイッチ焼けの心配はありません。
東京マルイが海外製電動ガンに比べて遅れているところが、この電子トリガーの導入が未だになされていないことです。
この3丁の電動ガンの選び方のポイントは、
命中精度を取るならマルイのレシーライフル、
先進性を取るならG&GのSR25、
そして仕上げと質感の良さを重視するならKRYTAC/TRIDENT MK2 SPR-Mとなるでしょう。
おすすめのKRYTAC電動ガン5、TRIDENT LMG ENHANCED

ストーナーM63
引用元:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/70/Stoner_63_Light_machinegun%2C_belt-fed.png
KRYTAC/TRIDENT LMG ENHANCEDは、アサルトライフルをベースにしたシステムウェポンをモチーフにした電動ガンです。
システムウェポンとは、パーツの組み合わせを変えることでベースとなる銃が、
カービン、アサルトライフル、ライトマシンガンと言った具合に、
多目的に対応できる銃を指します。
このシステムウェポンという概念を考えてたのはAR15/M16の開発者として名高いユージン・ストーナーです。
彼の開発したシステムウェポンは後にストーナーM63と呼ばれてSEALsに採用されています。
KRYTAC/TRIDENT LMG ENHANCEDの特徴
KRYTAC/TRIDENT LMG ENHANCEDはアサルトライフルをベースにしたシステムウェポンの形態をとっています。
そのため4,000発電動巻き上げボックスマガジンが標準で付属されています。
KRYTAC/TRIDENT LMG ENHANCEDのライバル
KRYTAC/TRIDENT LMG ENHANCEDと同じく、
M4プラットホームをベースにボックスマガジンで給弾する電動ガンと言えばG&GのCM16 LMGがあります。
両者の価格差は1万円ほどですが、
モジュラーライトマシンガンというキャラクターで捉えれば、
G&G CM16 LMGがKRYTAC/TRIDENT LMG ENHANCEDのライバルと言えるでしょう。
KRYTAC/TRIDENT LMG ENHANCEDとライバルとの比較
両者とも同じボックス電動マガジンによる給弾方式です。
しかし、KRYTACのTRIDENT LMG ENHANCEDが装弾数4,000発なのに対して、
G&GのCM16LMGは装弾数が2,500発と少なめです。
また、KRYTAC/TRIDENT LMG ENHANCEDがメタルレシーバーで装弾数が多いにもかかわらず、
樹脂フレーム製で装弾数が2,500発のG&GのCM16LMGよりも本体重量が軽くなっています。
ライトマシンガンは歩兵が携帯する分隊支援火器ですから、機動性が重視されます。
そういった意味ではG&GのCM16LMGよりも、
KRYTACのTRIDENT LMG ENHANCEDの方がユーザーフレンドリーと言えるでしょう。
初心者向けおすすめKRYTACのまとめ
BARRETT REC7 SBR の発売まだかな…早く欲しい…#krytac pic.twitter.com/onBWdN1a18
— taro (@9Hound) April 21, 2020
ijirareは最近、できるだけ読者の皆さまに寄り添ったブログを書こうと心掛けています。
そのため、ご覧いただいている皆様の目線に立って書いていると、
おすすめするつもりの製品よりも、ライバル製品の方を誉めることが増えてきました。
今回もKRYTACのおすすめ製品を紹介するつもりが、意に反した結果になってしまいました。
しかし、これはKRYTACのフラッグシップとも呼ぶべきモデルが今回はまだ紹介できていないからだと思います。
そこで、次回はKRYTACならではのフラッグシップモデルに当たる製品のご紹介をいたします。
テーマは「クライタック電動サブマシンガン「クリスベクター」はサバゲー向きか?」です。
では、次のブログでまたお会いしましょう。