「メガネっ子がサバゲーで選ぶゴーグルはどれがいいの?」
「視力の弱い人はサバゲーでどんなゴーグルを使っているの?」
普段の生活でメガネを使っているサバゲーマーなら誰でも持つ疑問です。
そして、メガネユーザーと曇り止め対策は切っても切れない関連性があります。
そこで前回の「サバゲーでゴーグルが曇らない条件とは?曇る原因や対策法を徹底解説!」で書ききれなかったメガネ対応ゴーグルについて、今回はご案内します。
メガネ使用者がサバゲー用ゴーグルを選ぶ5つのポイント
普段の生活でメガネを使用している人が、サバゲー用ゴーグルを選ぶ際にはいくつかのポイントがあります。
そのポイントとは、
1、安全性
2、曇りにくさ
3、フィット感
4、入手のしやすさ
5、コストパフォーマンス
の5つではないかとijirareは思っています。
そこでこの5つのポイントについて、もう少し深掘りをしてご説明します。
1、安全性
サバゲー用ゴーグル選びの最優先ポイントが、この「安全性」です。
具体的に言うとゴーグルが直撃しても決してBB弾が貫通したりヒビが入らない強度が必要なのです。
メガネをかけている人が、見えにくいからといって普段使いのメガネをアイウェア代わりに使うことが禁止されているのも、
視力補正用のメガネではこのサバゲー用ゴーグルに求められる強度を持ち合わせていないからです。
金属製メッシュゴーグルとメガネの併用が認められない理由とは
最近になって金属製メッシュタイプのゴーグルが使用禁止になっているのも、
メッシュゴーグルは同じ場所に何度も直撃を喰らうと、金属疲労によってメッシュ部が破断するからです。
ちょっと前までは曇りにくいメッシュゴーグルはメガネ対応ゴーグルとしてはありがたいアイテムだったのですが、
破断した場所からBB弾がメガネを直撃するとレンズを割って、眼球を傷つける恐れが出てきたため、
現在ではほとんどのサバゲーフィールドでメッシュゴーグルの使用は認められておりません。
2、曇りにくさ
ゴーグルの曇り対策については前回のブログで述べていますが、
メガネとゴーグルを併用する人は、ゴーグルよりもメガネの方が曇りやすいことを知っておかねばなりません。
そのためメガネ対応のゴーグルを探す人は、安全性の次に曇りにくいゴーグルが必要なのです。
3、フィット感
フィット感の大切さは前回のブログ
「サバゲーでゴーグルが曇らない条件とは?曇る原因や対策法を徹底解説!」を参考になさってください。
4、入手のしやすさ
都会住まいの方にはおわかりにくいかもしれませんが、
自分の欲しいアイテムがすぐそばの店舗にない地方在住者にとっては、この入手のしやすさは重要なポイントです。
いくらネット通販などで取り寄せやすくなったとしても、ゴーグルなどはフィット感を確かめたり、
インサートに入れるレンズをオーダーするのに、どうしても実店舗で合わせる必要が出てくるのです。
都市近郊在住者でも実際に手に取れる入手のしやすさが大事なポイントであることは、納得いただけるでしょう。
5、コストパフォーマンス
いい品をより安くで!というのは誰もが思うことです。ゴーグルもスペックに釣り合った価格で買えることが重要なポイントでしょう。
メガネ使用者にとって使いやすいサバゲー用ゴーグルとアイウェアとは
メガネ使用者にとって使いやすいゴーグルとは、理想を言えば度入りレンズのゴーグルでしょう。
しかし、スイミング用やバイク用には度入りゴーグルがありますが、サバゲー用として必要な強度を持った度入りゴーグルというものは現在のところ見当たりません。
そこで、度入りゴーグルの代わりとなる実用性のある方法を探ってみましょう。
1、ゴーグル+使い捨てコンタクト
最初に思い浮かぶのが、ゴーグルと使い捨てコンタクトとの併用です。
コンタクトレンズに苦手意識がない人なら、この方法が一番実用性の高い方法だといえます。
しかし、レンズがずれたりゲーム中に痛みを感じた場合には、ゴーグルを外してコンタクトレンズをセットするわけにはいかないので、
コンタクトレンズと使用する人との相性の良さが求められます。
2、度入りタクティカルグラス
2つ目の方法は、レンズに視力補正用の度が入ったタクティカルレンズを使う方法です。
この場合では、タクティカルレンズの隙間からBB弾が侵入しないように、隙間をふさぐガスケットとの併用が必須です。
さらにこの方法の問題点はコストがかなり高くなることです。
「オークリー ジョウブレーカー」や「ワイリーX ロメル3」と言ったモデルがありますが、5万~7万ほどの出費になるのが懐に痛いところです。
3、レンズインサートシステム
ゴーグル内に度入りのクリアーレンズを入れるためのレンズ用フレームです。
使い方はノーズクリップでレンズ入りフレームを鼻に固定してその上からゴーグルを着けるというものです。
ほぼ度入りサングラスと変わらない使いやすさですが、レンズはメガネ屋さんで入れてもらわなければならないのでレンズ代が別に必要になります。
また、使えるゴーグルのモデルが限られてくるので、好きなゴーグルに使えないという問題があります。
4、メガネ対応ゴーグル
メガネ使用者にとって一番現実的な選択が、ゴーグルとメガネの併用という方法です。
メガネ対応を謡っているゴーグルが多いのですが、防曇性・フィット感・ヘッドギアとの相性などを考えると、意外に選択肢は少なくなってきます。
また、ゴーグル自体は曇り止めの対応品を使ってもメガネは曇りやすいので、
メガネ自体に曇り止め対策をする必要が求められます。
おすすめのメガネ対応ゴーグル3選!
ここまでメガネっ子がどういった方法でサバゲー用ゴーグルを使うかという方法をご案内しましたが、ここで3種類のおすすめのメガネ対応ゴーグルをご紹介します。
1、「bolle TACTICAL ゴーグル X-500」
メガネ対応ゴーグルでまずおすすめしたいのは「bolle TACTICAL ゴーグル X-500」です。
レンズ部が大きめのため、ほとんどのメガネに対応できます。
また、レンズが二重構造のサーマルタイプであるため、レンズ面の内と外との温度差による曇りも防げます。
アメリカのSWATが採用している実物モデルなので、眼球を保護してくれる強度も十分です。
これだけの機能を持ちながら実勢価格が5千円ほどであるのも、おすすめできるポイントです。
2、「東京マルイ プロゴーグル/フルフェイス ファン付き」
前回のブログでも曇り止めゴーグルとしておすすめした本製品は、メガネ対応ゴーグルとしても優れたコストパフォーマンスを見せてくれます。
メガネ対応ゴーグル自体には曇り止めのコーティングなどが施されているのですが、
それとは別にメガネ自体にもアンチフォグ剤などの曇り止め対策が必要になります。
その点、このファン付きゴーグルならメガネが曇ってもファンをハイモードにすれば、
すぐにメガネレンズもクリアーになるので、曇りによる悩みから解消してくれます。
ゴーグルのレンズが大きいため、ほとんどのメガネフレームに対応してくれるのも嬉しいところです。
その反面、レンズ部の大きさによってヘルメットとの相性は良くないようです。
FASTヘルメットなどを使っている人には別タイプのゴーグルを見つけたほうがいいでしょう。
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3、「SWANS タクティカルゴーグル SG2280」
ウィンタースポーツ用ゴーグルで定評のある山本光学が、日本人サバゲーマー用にデザインしたゴーグルです。
一番の特徴は、日本人向けデザインであるためフィット感が抜群に良いことです。
大型のベンチレーションスリットによる高い換気性能で、アンチフォグ剤と併用すれば、メガネユーザーも曇りに悩まされることはないでしょう。
難点を言えばお値段が高いことと、横幅があまり広いメガネには合いにくいことです。
4、「bolle SAFETY ストーム 眼鏡対応ゴーグル(ヘルメット併用可)」
すでにボレーのメガネ対応ゴーグルとしてはX500を紹介していますが、再びここで「bolle SAFETY ストーム」をご紹介する理由は、
このモデルがヘルメットとの併用が可能だからです。
メガネっ子でゴーグルとヘルメットを一緒に装備したい人にとっては、この「bolle SAFETY ストーム」が一番のおすすめでしょう。
ただし、ゴーグルのレンズ部がヘルメットに干渉しないサイズであるため、あまり大きなフレームのメガネには向いていません。
どちらかと言えば、細めのメガネとの併用をおすすめします。
度入りタクティカルレンズについて
メガネっ子サバゲーマーの中には、メガネ対応ゴーグルよりもアイウェア(眼球の保護に特化したシューティンググラス)を好む人が多くいます。
そういった方におすすめなのが「度入りタクティカルレンズ」です。
これらのアイウェアの中で人気なのが「ワイリーX」や「ESS」の製品なのですが、
曇りにくさという点でみると「EDGE TACTICAL」のアイウエアが一部のユーザーたちに高い評価を受けています。
ただ、度入りタクティカルレンズとなると、現在のところワイリーかオークリの2択になるので、
度入りのアイウエアでサバゲーを楽しみたい人はメーカーへオーダーということになりコスト的な覚悟が必要です。
ゴーグルのレンズインサートシステムについて
このブログの冒頭で「サバゲー用の度入りゴーグルは存在しない!」とご案内しましたが、
ちょっとした工夫で「度入りゴーグル」に近い状態で使えるシステムがあります。
そのシステムであるESSの「ESS ユニバーサル U-Rxインサート」とオードビーの「be-system」についてご案内します。
1、「ESS ユニバーサル U-Rxインサート」
「ESS ユニバーサル U-Rxインサート」はメガネのテンプル(蔓)とモダン(耳掛け)を取り除いたフレームのみという形態をとっています。
そしてこのフレームをノーズクリップで顔に保持して、その上からゴーグルを被るというシステムです。
これによりメガネ対応していなかったESSやオークリーのアイウエアにも視力矯正レンズを使えますし、
サイズ的に厳しかった「ESSターボファンゴーグル」がメガネっ子にも使えるようになります。
ただ、システムのインサートフレームに入れるレンズを、メガネ屋さんにお願いしなければならないため、レンズ代や手間が別にかかります。
2、「be-system」
上の「ESS ユニバーサル U-Rxインサート」がESSやオークリーの製品に限定したタイプなのに対して、
オードビーの「be-system」はほとんどのメーカーのゴーグルに対応しています。
スワンスのゴーグルに視力補正レンズを入れたい人にはピッタリのシステムでしょう。
ただ、「B-system」では取り付けたいゴーグルをオードビーの実店舗まで持ち込まなければなりません。
そのためオードビーの店舗がない地方在住者にはハードルが高いシステムといえます。
メガネ対応ゴーグルについてのまとめ
模型店で耳保護つきマスクとメガネ対応のセキトーワイドゴーグルを購入した(*`・ω・)ゞ やっぱメガネユーザーはメガネ対応ゴーグルが命だよ🎵 フルフェイスよりこっちがいいかなぁ! あー、撃ち合いたい! pic.twitter.com/kA6hBQA03b
— 塩っぺ(PN:エンヤ トブヒラ) (@salty_dog0509) February 24, 2019
今回はメガネ対応ゴーグルについてのご案内をいたしました。
梅雨を経て夏本番に向かうこれからの季節は、メガネっ子にとって使えるゴーグルが限られてきます。
そのためこれからの季節向けのゴーグル選びを考えているメガネっ子サバゲーマーは、この記事をゴーグル選びの参考になさってください。
また、メガネとゴーグルを併用する時には、メガネにもしっかりと曇り止め対策を施すのをお忘れにならないように。
ゴーグルやメガネのアンチフォグ剤については、前回のブログ
「サバゲーでゴーグルが曇らない条件とは?曇る原因や対策法を徹底解説!」
で説明しておりますので、そちらを参考になさってください。
ここまで、メガネ対応のゴーグルについてご説明をしましたが、新規に購入する場合には、新たな軍事予算が必要になります。
そういった軍資金に乏しい方は、思い切ってお手持ちの余分なサバゲーグッズを資金化されてはいかがでしょうか?
当ブログではエアガングッズを高く売れる方法もご案内しておりますので、そちらも参考になさってください。
さて、今回のブログ本文で少し出ましたが、次回のブログではサバゲー用のアイウェアである「タクティカルレンズ」についてご案内をします。
やはり現職の軍人さんたちがカッコよくタクティカルレンズでキメているのを見ると、どうしても気になりますよね。
では、次回のブログでまたお会いしましょう。