前回の記事で40代、50代向けのサバゲーデビューマニュアルをご案内したところ、結構な反響の多さに驚くと共に、シルバーエイジでもサバゲーに興味ある人が沢山いることに嬉しく思いました。そこで今回はシルバーエイジ向けサバゲー記事の第二弾として、「40代、50代向けのエアガン選びのコツをご案内します。
トイガン歴40年のマニアが伝える「初めてのエアガン選び」で失敗しないためのコツ
40代、50代の人のサバゲー用エアガン選びの悩みとは?
サバゲーを始めるぞ!と決めた40代、50代の人がサバゲー用エアガン選びの時に悩みのが、だいたい次のようなことではないでしょうか?
エアガン選びの基準が分からない
自分に合ったエアガンを選びたい
エアガン選びに失敗して後悔したくない
限られた予算内でベターなエアガンを選びたい
無駄な出費は控えたい
こういった悩みが頭の中をループして、雑誌やネットの情報を見ながらも決められないのが現状でしょう。そこで、これらの悩みを解決するコツを一つずつご案内しましょう。
40代、50代の人のサバゲー用エアガン選びの悩み解消法
では、早速40代、50代のエアガン選びの悩みを解消するための考え方をご案内します。
1,自分に合ったエアガンを選びたい
40代、50代向けエアガン選びに悩む皆さんの共通した一番の悩みが、おそらくはこれではないかと思うのです。しかし、一口に「自分に合ったエアガン選び」と言っても、人それぞれに違います。
100人いれば、100通りの選び方があるのが、サバゲー用のエアガン選びです。ただ、この年代の方たちに共通しているのが、若い頃に比べて体力(持久力、筋力)が衰えていることです。
中には何らかの持病を持っていて、それが原因で足が攣りやすいという方もいらっしゃるのではないでしょう。そういったことを考えると、できるだけ身体に負担をかけないサイズと重さのエアガンがおすすめではないでしょうか。具体的に条件を上げれば、
・本体重量が3kg以内
・全長が900㎜以下
というエアガンが考えられます。
これぐらいの軽量コンパクトなエアガンなら、
インドアやCQB、森林フィールドのミドルレンジバトルまでは、十分にカバーできます。
ご自身の身体への負担軽減を第一に考えて選ばれれば、
デビューした後も負担を感じずに長く続けられると思います。
2,エアガン選びに失敗して後悔したくない
ここで言うエアガン選びとは、出費を押さえたいがために値段だけでエアガンを決める人の例です。
よく新聞広告などで「最高飛距離90m、高性能エアガンが1万円以下!」といった商品が出ていますが、こういった
・メーカー不明
・生産国不明
といったエアガンを安さだけに惹かれて選ぶと、間違いなく後悔します。また、法規制の基準からすると遵守されているかどうか?も疑問がありますね。
エアガン、特に電動ガンはオモチャであり同時に機械モノでもあります。買ったはいいが、使ってみると役に立たない、或いは買ってすぐ壊れた!と言うのがこのジャンルのエアガンです。安さに惹かれて後々後悔しないように、信用のおけるメーカーや販売店から購入してください。
サバイバルゲームは決断のゲームだと思います。全勝やノーヒットノーランはありませんので、そこも楽しみましょう。
40代、50代向けジャンル別エアガンの選び方
さて、実際のエアガン選びとなると気になるのが、
・本体価格と信頼性
ですね。さらにいうなれば、
・限られた予算で
・信頼性とパフォーマンスの高いモデルが望ましい
という考えにたどりつくかと思います。
1,電動ガンかガスブローバックのどちらか
そこで、まず考えられる第一の選択肢が
電動ガンかガスブローバックのどちらかを選ぶかと言うことですが、
これは電動ガンの一択と言っておきましょう。
両方同時に購入して特性の違いを肌で感じてもよいと思います。
なぜなら、メインアイテムのライフルにガスブローバックを選んだ場合、
ランニングコストが電動ガンよりも高くなり、ガスガンの特性上、使える季節が限定されるからです。
このあたりのガスガンの特性については過去のブログ記事を参考になさってください。
2,日本製か?それとも海外製か?
では電動ガンを選ぶとすれば?
価格は高いが、信頼性が高くアフターサービスも万全な日本製を選ぶのか?
それとも性能や信頼性はソコソコで、
価格的には日本製よりもグーンとお求めやすい海外製電動ガンを選ぶのか?という選択肢になります。
そこで40代、50代の方のエアガン選びとして提案したいのが、
信頼性の高い海外製エアガンメーカーの製品を選ばれることです。
海外製エアガンというのは正直に言った今でも玉石混合と言っていい状態です。
昔よりも製品品質や製造品質が劇的に向上した現在でも、個体差によって今でもハズレに当たる場合もあります。
しかし、台湾製電動ガンや香港製電動ガンの製品には、低価格で高品質、ギミック面では日本製を凌駕する製品が出始めています。
具体的に言えばKRYTAC、G&Gアーマメント、BOLT、と言った製品から選べば、軽い、安い、高性能と言った40代、50代の方にピッタリなモデルが見つかるでしょう。
自分の行ける範囲にあるショップでのアフターサービス取り扱いの方針も判断材料にしてもよいと思います。
3,40代、50代にとっての日本製エアガンとは
では、40代、50代のエアガン選びとして見た場合、日本製電動ガンはどうなのでしょう。
日本製電動ガン選びと言っても実質的には東京マルイの電動ガン一択になるのが現実です。
この東京マルイの電動ガンの特徴は、
・箱出しでそのまま使える信頼性の高さと、
・どのモデルを選んでもハズレを引かない高品質です。
さらに、万が一故障してもアフターサービスが充実していることです。
海外製電動ガンの場合には、パーツが在庫切れの場合、
修理完了まで数週間~数か月かかることがあります。
日本製の場合には、そういった修理面やメンテ面で不自由さを感じることはありません。
その引き換えとして、日本製電動ガンは海外製よりも高いお金を出して購入することになるのです。
これらのことを40代、50代のエアガン選びの基準として覚えておかれればいいでしょう。
40代、50代のおすすめのジャンル別電動ガン
ここまで長々と40代、50代向けのエアガン選びの基準や考え方を述べてきましたが、
エアガンのモデルにあまり詳しくない人にとっては、
現実問題としてどのエアガンが自分に合っているのかを知ることは難しいでしょう。
そこで、ジャンル別に40代、50代の方におすすめのエアガンのモデルをご案内します。
ジャンル別とは
1,アサルトライフル、2,サブマシンガン、3,PCC&PDW、4,ハンドガン です。
40代、50代でご自身のエアガン選びに迷っている方は参考にしてください。
1、アサルトライフルでのおすすめモデル
初心者の段階ではM4系を選んでおけばまず失敗はないですね。
拡張性、アクセサリーの豊富さ、手頃な価格帯、モデルの豊富さがダントツです。
G&G ARMMENT GC16 Predator
東京マルイ 次世代電動ガンCQB-R ブラックモデル
東京マルイ 次世代電動ガンM4A1 カービン
そのなかでもおすすめは上の3機種でしょう。
2,サブマシンガン
サブマシンガンには電動ガンとガスブローバックがありますが、
初心者は電動ガンから始めるのがリスクが低いでしょう。
電動サブマシンガンにはコンパクトサブマシンガンとスタンダード電動ガンの2種類があります。
銃の軽さを優先→コンパクトタイプ、
射程距離やリアル優先→スタンダードタイプがおススメです。
おススメのサブマシンガン
コンパクトタイプ
東京マルイ スコーピオン モッドM
スタンダードタイプ
TGM A3 RTS ETU 3バースト付き
ハイサイクルタイプ Firehawk HC05 秒間29発
PPC(ピストルキャリバーカービン)
サブマシンガンよりも取り回しがしやすい軽量コンパクトタイプの電動ガンですね。
サバゲーに特化したモデルのため、オリジナルデザイン(架空銃)が多くあります。
おススメのPPC
G&G ARMMENT ARP9
ハンドガン
ハンドガン選びの基本は自分の好きな銃を選ぶ!それだけです。
ただ、リボルバーはお世辞にも初心者向けとは言えないので、
オートマチックハンドガンがおススメです。
もしハンドガン選びに迷ったなら東京マルイの製品がおススメです。
理由は
コスパがいい
命中精度が高い
予備マガジンが安い
だからです。
おススメハンドガン
いずれも東京マルイのガスブローバックハンドガンです。
東京マルイ グロック19
東京マルイ ハイキャパシリーズ
東京マルイ HK USPコンパクト
40代、50代にとってのスナイパーライフル選びとは?
サバゲーを語る上で避けて通れないのがスナイパーというポジションです。
他者との連係を離れて自由にフィールドを移動し、
高いシューティングスキルで確実に敵を1人ずつ排除する!いわゆる「1shot1」の世界です。
この孤高のスタイルに憧れる人は多く、
40代、50代でサバゲーデビューを目指す皆さんも同じでしょう。
しかし、現実のサバゲーはスナイパーにとってそんなに甘い世界ではありません。
飛距離と威力は電動ガンと変わらず、連射性では電動ガンの足元にも及びません。
初心者サバゲーマーがボルトアクションスナイパーライフルを持って電動ガン相手に単独で立ち向かうなど、無駄死に以外の何ものでもないのです。
それでもスナイパーに憧れる人は後を絶ちません。
何故なら、そこには勝ち負けを超えたロマンがあるからです。
そういったロマンを求める人以外は、スナイパーライフルに手を出さない方が無難でしょう。
40、50代に合ったスナイパーライフルとは?
40代、50代でも腕力や体力に自信のある人なら、お好きなモデルを選ばれればいいでしょう。
ボルトライフルならM40やL96、更には重量級のチェイタックM200なんてものもあります。
選び放題です。最近はバレットライフルもありますね。
しかし、そうでない人、つまり若い頃より格段に体力、筋力の衰えは自覚しているが、
それでもスナイパーライフルで遊びたい!というワガママな40代、50代の方々におすすめできる製品と言えば2丁だけ!
マルゼンのCA870と東京マルイのVSR10-Gスペックの二択です。
両者とも軽量コンパクトに仕上がっており、命中精度も折り紙つきです。
2丁とも決して最新のモデルではありませんが、
その分だけカスタムパーツも豊富に揃っており、本体価格もこなれています。
老兵もこれまでいろいろなタイプのスナイパーライフルを見てきましたが、この2丁を凌ぐシルバーエイジ向けのライフルはありません。
なお、マルゼンのCA870は本来ならショットガンとして紹介しべきなのですが、内部構造がスナイパーライフルの名器type96を丸写しにしているので、ここでは敢えてスナイパーライフルとしてご紹介しておきます。
GスペックとCA870はなぜシルバーエイジ向けなのか?
シルバーエイジ向けとしてGスペックとCA870を推す理由は本体重量の軽さと価格の安さです。
スナイパーライフルには必ずスコープの搭載が必要です。
本体重量+スコープ搭載でも2㎏台に抑えないと体力の衰えたシルバーエイジがフィールドで使いこなすには難があるでしょう。接近戦用に連射の利く武器も携帯するならなおさらです。
また、人によっては、安定のためにバイポッドを付けたがる人もいますが、ブッチャケて言うと、サバゲーでのバイポッドの実用性はほとんどありません。
撃った後に移動することもそうですが、撃つ前に有利なポジションをとることも大事ですので、重くならないにこしたことはないからです。まともなつくりのバイポッドはおおむね一キロはあるでしょう。
バイポッドを付けることで全体の重量が増えるくらいなら、最初からいらないと割り切っても支障はないほどです。
老兵も初期の頃はバイポッドを付けていましたが、邪魔になるだけなので直ぐに外しました。それで、サバゲーで困ったという記憶はありません。
見てくれ的にどうしてもつけたいと言うのなら止めはしませんが、それ以外の人にはあまりバイポッドの装着はおすすめしません。ただし、フィールド次第ですよ。
CA870を推す理由は
CA870は本来ならショットガンのカテゴリーに入るべきエアガンです。
しかし、サバゲーの実戦でこのCA870をスナイパーライフル代りに使っている人は多いのです。
理由は先ほど述べた命中精度の高さ以外にも、ポンプアクションによる連射性の高さにあります。
フォアグリップを前後に操作するだけで次弾が発射できる連射性の高さは、ボルトアクションよりも遥にすぐれています。難点は、全体がプラ製であるため、あまり激しいスライドアクションを繰り返すと壊れやすいことです。
しかし、元々が安価なモデルですので、もし壊れたとしても直ぐに買い替えができます。
シルバーエイジ用のスナイパーライフルとしてCA870を推す理由はコスパの高さにもあるのです。
40代、50代のエアガン選びのまとめ
今回は40代、50代のエアガン選びについてのご案内でした。
この中で重量級の銃を紹介しいないのは、シルバーエイジにはライトマシンガンクラスの銃火器は荷が重いためです。使いたい人は?鍛えましょう。
体力や機動力を低さを知恵ずる賢さでカバーして戦う!これがシルバーエイジの戦い方です。
正面切って戦っても勝てないならサイドやバックを突く!
それでもダメなら仲間連携してトラップを仕掛けてハメる!
こういったサバゲーを楽しむうちに、いつしかアナタは「フィールドの老弧」と呼ばれるようになるでしょう(笑)。エクスペンダブルズからオファーが来ますね。
経験を積んでいけば、体もサバゲに慣れてきて疲れにくくなりますよ。継続は力なりです。