サバゲーの装備品は何のために装着するのか?
サバゲーを始めたい人が最初に気になるモノといえばエアガンよりも身に付ける装備品だったりします。
サバゲーの装備品が,初心者からエアガンよりも先に興味を持たれる理由は、自分が映画やゲームのヒーローの達に憧れるからです。
この記事ではサバゲーの装備品の種類についてご紹介するよ。とりあえずは装備品全体についてご案内するね。
そして、ファッション的にも、初心者にとってカッコよさをアピールしやすいという面もあります。
そこで、今回はサバゲーの装備品の種類やアイテムのご案内をいたします。
各装備品についての詳しい説明や選び方については、いずれアイテムごとの記事で個別にご案内いたします。
サバゲーの装備品、アイテムの種類とは?
サバゲーの装備品をザックリと下の6つのカテゴリーで分けてみました。覚えやすいでしょ。
一口に「サバゲーの装備、アイテム」と言っても多岐に渡ります。
そこで、本記事ではサバゲー装備品を下記の6つのカテゴリーに分けてご案内します。
1,アパレル系
2,ベスト系
3、ブーツ、グローブ系
4,プロテクター系
5、ポーチ系
6、ゴーグル、アイウェア系
他にも分け方があるのでしょうが、筆者の頭ではこれぐらいしか思い浮かびません。
それ故にこのカテゴリー分けでご了承ください。
1,アパレル系装備品とは
アパレル系装備品には迷彩服やギリースーツとキャップ、ハットなどがあります。
そこでまず、迷彩服についてご説明をいたします。
迷彩服とは
]まずは迷彩服についてだよ。見慣れないとどれも同じ模様に見えるよね

迷彩服とは野戦服のことで、英語ではBATTLE DRESS UNIFORMのイニシャルと取ってB,D,Uと表記されます。
迷彩服の役割りは迷彩パターンによって風景に溶け込ませることです。
この迷彩服の効果はフィールドの環境や風景で大きく違ってきます。
“]迷彩パターンと風景が合っていないと、逆にバレバレになるよ。
そういう意味では迷彩服が一番効果的なのは森林フィールドでしょう。
迷彩のパターンにはいくつものバリエーションがありますが、フィールドに適した迷彩服を着込めば相手の目を誤魔化せるのかと言えばそうではありません。
その理由は、迷彩服の効果が一番に発揮できる距離は歩兵の交戦距離である300メートルぐらいを想定しているからです。
森林フィールドではどんな迷彩パターンが人気なの?
迷彩効果が高いのは「リアルツリー」かな?日本の自衛隊迷彩も人気があるよ

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC20%E6%99%AE%E9%80%9A%E7%A7%91%E9%80%A3%E9%9A%8A
そのため交戦距離が50メートル以内であるサバゲーでは本来の迷彩効果が得られません。
では、サバゲーに参加している人たちはどういった基準で迷彩服を選んでいるのでしょうか?
その答えとは、自分が憧れる部隊やヒーローたちが身に付けているのと同じ迷彩服を着たい!という単純な理由なのです。
近年の迷彩服選びの傾向とは?
迷彩服の種類やパターンについては、いずれ別の記事で詳しくご案内をします。
自分の好きな部隊やヒーローたちと同じ迷彩服を身に着けたい!と書きましたが、その傾向は特殊部隊や海兵隊装備を見ていただければご理解いただけると思います。
例えばAOR1、AOR2という迷彩服がありますが、これはアメリカ海軍特殊部隊として有名なSEALsの隊員だけに着用が許されている迷彩服として有名です。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:United_States_Navy_SEALs_121.jpg
そのため、特殊部隊装備が大好きなサバゲーマーの間では人気のある迷彩服です。
同様にマーパット迷彩というのも同じようにアメリカ海兵隊で採用されている迷彩パターンで海兵隊装備に憧れている人が好んで身に付けています。
このように迷彩服の選び方は自分の好きな部隊が採用している迷彩服を選ぶ傾向にあります。
LE装備とは?
ハリウッド映画や海外のpolice系ドラマでよく見かけるよね。
LE(Low Enfocement)装備とは、政府機関系の実行部隊の装備を指します。
具体的名を挙げればCIA、FBI、ATF、DIAといった機関が有名どころです。
これらの装備は、その機関の名をプリントしたハーフコートやウィンドブレーカーなどを着てキャリー系のベストを装備すれば、それらしく見えます。
海外製ドラマなどがお好きな方達に人気のある装備です。
SWAT装備とは?
全身が真っ黒なSWAT装備は暗いインドアフィールドで効果的だよね

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:LAPD_SWAT_Exercise_1.jpg
SWATとはSpecial Wepon Atack Teamのイニシャルを取った言葉です。
日本風に訳せば特殊武器制圧部隊とでも言うのでしょうか。
SWATは従来までは警察系特殊部隊で相手を威圧しやすい黒一色の服装が一般的でした。
しかし、近年では黒一色にこだわらずマルチカムなどの迷彩服を採用しているポリスデパートメントも現れて始めています。
今風のSWAT装備を選びたい人はマルチカム迷彩に所属する部隊、ポリスデパートメントのパッチを貼り付けてSWATのロゴを付けてやればSWAT装備として周りから認識されます。
2、ベスト系装備とは?
タクティカルベストで有名なのが「SWATベスト」だね
ベスト系装備と言えば「タクティカルベスト」というものがパッ!と頭に思い浮かぶ人も多いでしょう。
このタクティカルベストは2つの分け方があります。
その1つ目は、予備マガジンを入れるポーチが縫い付けられて配置を変えられないものと、ポーチの配置を自分好みに変えられるものです。
後者のベストのことを「モジュラーベスト」と呼びます。
もう1つの分け方は、防弾機能を持たせたモノと防弾機能は持っていないものです。
この分け方の場合、前者を「プレートキャリア」、後者を「チェストリグ」と呼びます。
タクティカルベストのモジュラー化とは?
ベストのモジュラー化って何のこと?
ベストのモジュラー化っていうのはポーチなんかの配置を自分の好きなところに着けるカスタマイズのことだよ
現在のタクティカルベストはイーグルの「V-1」というモデルがルーツになります。

イーグルがV-1を発表して以来、ミリタリー系レプリカだけではなくフィッシング用やカメラマン用のベストにまで模倣品が溢れました。
このVT-1タイプでは予めポーチが縫い付けられているため、ポーチの配置や装備できるマガジンの種類が限定されたのです。
しかし、好きなポーチを好きな位置に配置したいという要望が出るのは当然であり、そのためポーチ類の配置を替えるための工夫が考えられます。
その最初の試みは、ベストとポーチにスナップを付けて好きな位置に配置するというものでした。
これがベストのモジュラー化と言われるものです。
スナップによるモジュラー化によって以前よりは使いやすくなったタクティカルベストですが、スナップが付けられている場所以外にポーチ類を配置する微調整がきかず、また匍匐前進時にはポーチが簡単に剥がれてしまうというデメリットが解ったのです。
そこで、更にモジュラー化を進化させる手法が考え出されます。
アイテム携行の革命であるモールシステムとは?
モールシステムの使い方って初心者には判りにくいって思わない?
最初はとっつきにくく見えるけど、使い方は簡単で慣れるととても便利なシステムだよ
米軍では長い間、兵士が担当する武器によって専用の装備品を支給していました。
しかし、1997年に画期的な装備品のキャリーシステムが考案されます。
それが今日で「モールシステム」と呼ばれる装備品のキャリーシステムです。
モールシステムでは「パルスウェビング」と呼ばれる幅1インチの短冊状の布帯を、一センチ間隔でプラットフォームとなるベスト類に縫い付けています。
このウェビングの間にモール対応のフラップの出たポーチ類やアクセサリーを取り付けていくのです。
また取り付けたポーチ類が横にズレないようにウェビングには1,5インチ間隔で縦に縫い目を走らせています。
今のサバゲー用装備では、モールシステムなしでは成り立たなくなってるね
このモールシステムにポーチ類やアクセサリーの取り付け方法は、好きな場所にマガジンポーチなどを配置できて、なおかつ匍匐行動をしても外れる事はありません。
そのため、現在ではタクティカルベストだけに限らず、バック類などにも普及しています。

出典:https://www.popularairsoft.com/news/how-correctly-weave-molle-pals
現在の装備の主流「プレートキャリア」と「チェストリグ」とは?
サバゲー初心者には「プレートキャリア」と「チェストリグ」の違いがよくわかんないんだけど・・・
確かにぱっと見では判りにくいけど、求められる機能が違うんだよ。慣れてくると見分けもつくようになります。
タクティカルベストのモジュラー化、モールシステムと進化を続けたベスト系装備ですが、2000年代になってもう1つの役割りが加わります。
それは防弾プレートをベスト内に仕込んで、兵士たちの重要な内臓器官を被弾から守るというものです。これを「プレートキャリア」と呼びます。
プレートキャリアの登場以前にも、アラミド繊維のケプラーを重ねたボディーアーマー(防弾チョッキ)はあったのですが、重くかさばるため、戦闘には向かないものでした。
そこで、ベスト内に防弾効果のある小型プレートを内蔵して、被弾による致命的な内臓へのダメージを防ぎつつ、表面にモールを施してアクセサリーやポーチ類を装備できるプラットフォームとしても使えるようにと考案されたのがプレートキャリアです。
サバゲーに防弾機能はいらないよね(笑)
確かに実用性ではサバゲーに防弾機能は必要ないけど、アイテムのキャリーに便利だし、何より見た目がカッコいいから皆が装備したがるのさ
先ほど「被弾から身を守る」と書きましたが、実はプレートキャリアの防弾機能で一番大事なのは、砲弾の破片によるダメージの軽減です。
戦場での死亡原因を調べるとライフル同士の撃ち合いによる被弾より、炸裂した砲弾の破片による致死率が高いのです。
そのため、プレートキャリアは砲弾による被害を軽減するための「フラグメンテーションベスト」といった役割りのほうが大きいのです。
暑い時期には背中がオープンで軽量なチェストリグのほうが涼しく動きやすいので使いやすいね
もう一方のチェストリグとは、基本的には防弾機能を有していません。
現在のチェストリグは、ほぼ全面にパルスウェビングが設えてあり、装備品を携行するためのプラットフォームという位置づけです。
チェストリグのメリットは防弾効果を持たせていない分、軽量で動きやすいことです。
そのため、前線でチェストリグを装備する場合には、ソフトアーマーとの併用が一般的です。
しかし、近頃ではチェストリグにも防弾プレートを内蔵できるものも現れており、プレートキャリアとの違いが曖昧になりつつあります。
さて、今回はサバゲー装備としてベスト類を中心におとどけしました。
この他にもチェストリグについては、
プレートキャリアについては
ゴーグルについては
などでご説明していますので、
詳しくお知りになりたい方は、そちらを参考になさってください。