サバゲー初心者用スリングの役目とおすすめの種類【使い方、自作法】

装備入門(アパレル)

今回は地味で目立たないけど重要なアイテムである”スリング”についての説明だよ

第一章 サバゲー用のスリングとは何か?

トライアスロン選手
トライアスロン選手

画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%B3-%E7%AB%B6%E4%BA%89%E7%9B%B8%E6%89%8B-%E9%81%8B%E5%8B%95%E9%81%B8%E6%89%8B-643398/

スリングとは一般的に何かの物を運ぶ際に肩などにかける帯や紐状のものを意味します。

カメラや大きな楽器を肩にかけるためのベルト状のものもスリングですし、赤ちゃんを体の正面で抱っこするための帯状のものもスリングと呼ばれています。

ではサバゲー用のスリングとは何かと言えば、それはライフルやSMGといったショルダーウェポンを移動の際に、両手を使わなくても済むように、肩から吊るすための装備のことです。

サバゲーでのスリングの必要性と仕事とは

そのように便利なスリングですが、地味で目立たないアイテムであるためか、サバゲー初心者の皆さんは、ホルスターや各種ポーチ類、プレキャリなどの装備ほど重要視されていないようです。

しかし、スリングはサバゲーで戦う上でとても重要なアイテムなのです。

特に森林フィールドではなくてはならない装備品と言っても過言ではありません。

そこでまず、サバゲーにおけるスリングの必要性と役目についてご説明をします。

必要性1,体への負担、体力の消耗を低減できる。

サバゲーとはトイガンを装備したまま移動するゲームです。

この時にスリングがないと常に両手で銃を保持する必要があります。

1,2ゲームぐらいならスリングなしで銃を両手に抱えて移動しても苦には感じないかもしれませんが、一日中その状態で動き回ると著しく体力を消耗します。

特に最近のエアソフトガンは、外装パーツがスティールやアルミといった素材で作られた物が多く、エアガンの本体重量が実銃並かそれ以上の重さを持ったものもあります。

そういったエアガンの重さから来る体への負担や体力の消耗を防ぐには、肩にかけて背中や体の前方にエアガンを吊り下げるスリングがとても役に立つのです。

必要性2,両手がフリーになってゲーム中のケガを防げる

これは1つ目の理由とも重なるのですが、スリングを使って銃を肩や背中に担いでいると両手がフリーになっていろいろなイレギュラーにも対応ができます。

例えば傾斜地や土手などの段差を登る際に、両手が空いている方が俄然登りやすいのはご理解いただけるでしょう。

また、木の根や切り株、あるいは獣が掘った穴などに足を取られて転倒しそうになった時にも、両手がフリーなら手をついて転倒せずにすみます。

このようにスリングを使って両手をフリーにしておくと、不意の事故やケガから自分の身を守りやすくなります。

必要性3,トランジションや構えた時の銃の固定がしやすくなる

CQBやインドアなどの空間が限られたフィールドでは、時にライフルよりもハンドガンのほうが、ガンハンドリングがしやすい場合があります。

この瞬間的にライフルを手放してハンドガンに持ち替えることを「トランジション」と呼びます。

このトランジションはスリングがあって初めて成り立つテクニックです。

その場にライフルなどのショルダーウェポンを投げ捨ててもできますが、エアガンに与えるダメージを思うと怖くて、とてもできるものではありません。

このトランジションを行う際にスリングでショルダーウェポンを体に吊るしておけば、銃を落下させてダメージを与える必要がないのです。

また、スナイパーライフルなどで精密射撃をする際も、スリングをうまく使えば、銃をガッシリと固定できてマズルのブレを抑えやすくなります。

このようにスリングがあるのとないのとでは、戦い方に違いがでてくるのです。

サバゲー用のスリングの種類とそれぞれの使いどころとは

さて、先のコーナーではサバゲー用のスリングの必要性と、果たしてくれる仕事についてご説明しましたが、実際にスリングを選ぶ際には、何を基準にしていいのか?と悩まれるのではないでしょうか?

そこで、このコーナーではサバゲー用スリングの種類と適した使い方や銃の種類についてご説明いたします。

種類1:1ポイントスリング

1ポイントスリングには首にかけるタイプと肩にかけるタイプの2通りがあります。

1ポイントスリングは長物からハンドガンに一瞬でトランジション(切り替え)ができ、スイッチングもしやすいためCQBやインドアなどの空間が限られたフィールドで愛用する人がおおいようです。

また、M4系やHK416などのアサルトライフルのスリングスイベルがストック根元に付けられているのも、1ポイントスリングの人気を高めている要因のひとつです。

ただ、ピストルトランジション後に移動する時、体の前にライフルがぶら下がってユラユラと揺れるため、それが気になる人は、別途に装備したウェポンキャッチャーで固定するか、背中に回してダンプポーチにバレル先端を突っ込んでおけばよいでしょう。

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種類2:2ポイントスリング

2ポイントスリングは皆さんが銃のスリングとしては一番オーソドックスなもので、銃に詳しくない一般の人でもスリングとして一番イメージしやすいものです。

取り付け方は至極簡単で、長物ストックの前端と後端や、あるいはバレルの基部に取り付けて、銃を背中や肩に担いで使用します。

よく使われる銃の種類は、スナイパーライフルやショットガンが主ですが、第二次大戦時にはM1ガーランドやMIカービン、ベトナム戦争時でもM16ライフルに取り付けて使用されていました。

2ポイントスリングのメリットは、スリングの長さを自分の担ぎやすいように調整してやると、長距離の移動時でも肩や背中に担げば、銃の重さがあまり負担にならないことです。

その反面、銃を瞬時に構えなければならない状況になった時に、即応態勢が取りにくいことです。

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種類3:3ポイントスリング

3ポイントスリングとは、2ポイントスリングに体と銃の密着度合いを調整するポイントを付け足したものです。

3ポイントスリングのメリットは、スリングの長さを上手く調整してやれば、体の腰付近に水平状態で安定して保持できることです。

移動時には体に密着した状態で吊るしておいて、いざ構える時にはスリングのロックを解いてやれば、瞬時に肩付けできる長さまでスリングが伸びて撃ち合いに臨めます。

使用される銃は、主にサブマシンガンクラスが多いのですが、M4A1のベーシックモデルにも利用できます。

サバゲー初心者の方で、M4やSMGを使用される方に特におすすめのスリングだと言えます。

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種類4、マルチミッションスリング

マルチミッションスリングとは、使う銃に合わせて1ポイントにも2ポイントにも使えるという非常に柔軟性の高いスリングです。

M4やSMGならスリングのフックをストック側のリングに連結すれば1ポイント、スナイパーライフルやショットガンなら普通にスリングの両端をストックとバレル基部に繋げると2ポイントとして使えます。

オリジナルはマガジンやストックなどのメーカーとして有名なマグプル社の製品ですが、類似品がネットショップなどで格安で売られています。

初心者の方にもお求めになりやすい価格ですので、スリング選びに悩んでいる人は、お試しになってはいかがでしょうか。

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種類5,バッテリースリング

スリングの中には、バッテリーをスリングに付いているベルトのポーチ部に収納して、電動ガン本体のバッテリー端子と接続できる「バッテリースリング」と呼ばれるものがあります。

このスリングのメリットは、容量の少ないのミニバッテリーしか使えないモデルでも、ラージバッテリーが使いたい人向けに作られた製品です。

東京マルイの純正バッテリーとスタンダード電動ガンがサバゲーの主流だったころには重宝しましたが、ニッケル水素やリポバッテリーが主流の今では、バッテリーサイズが小型でも、十分な容量を持っているので、新規に購入してもあまり使う機会はないでしょう。

ただ、古いスタンダード電動ガンを譲り受けた人で、ニッケル水素のラージバッテリーで運用したい人には使いみちがのこされているでしょう。

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サバゲー用スリングの自作について

この記事をお読みの方の中には、「スリングを自作してみたい!」と思う方もおられるでしょう。

そういった方に自作スリングについて少し説明をいたします。

3ポイントやQDスリングの自作はパーツが揃わないと難しいのですが、ショットガンやスナイパーライフルに使う2ポイントスリングなら、ホームセンターや洋品店で素材が手に入るので自作は比較的簡単にできます。

用意する物は、リング、フック、デニムやレザーといったベルト素材、ベルトを止めるための樹脂素材です。

できればこれにナスカンを加えたら、サバゲーでも使用できるものが自作可能です。

サバゲー用スリングのまとめ

今回はサバゲー用スリングについてご説明をしました。

記事の中でも触れましたが、使用する銃の種類+よく行くフィーールのローケーションが、サバゲー用スリング選びの基準になります。

自分がどういった銃を使い、どのようなフィールドに行くのかを考えた上で、自分用の使いやすいスリングをお求めください。

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