今回のテーマは「サバゲ用自衛隊装備のための電動ガン選び」です。
さて、自衛隊装備用の電動ガン選びと言ってもいろいろな選び方が考えられます。
撃ち合いで勝つためのMOSFETやバーストが実装された電動ガンなのか、
雰囲気と撃つ実感が楽しめる次世代電動ガンなのか?
あるいは各部隊の装備に合わせたライフルなのか?いろいろな選び方があります。
今回のブログでは、それらの条件に合った電動ガンの情報をお届けします。
特に初めてサバゲーでの自衛隊装備用電動ガン選びに迷っている人にとっては,
参考にしていただけるように書いております。
最後までお読みいただければ、ご自身の自衛隊装備にピッタリと合うエアガンを見つけるヒントになるでしょう。
アナタの自衛隊装備にピッタリの電動ガンとは?
アナタにとってピッタリの自衛隊装備用電動ガンを選びは、どの部隊の装備を目指すのかによって違ってきます。
その理由は陸上自衛隊の中でも部隊によって採用されている小火器が違うからです。
では、サバゲーで再現可能な部隊とはどんなものがあるのでしょうか?
サバゲーで再現できる代表的な陸上自衛隊の部隊とは?
一口に陸上自衛隊の部隊といってもいろいろな部隊が所属しています。
有名な部隊を挙げれば、「第一空挺団」「水陸機動団」「普通科連隊」「偵察隊」「戦車連隊」「特化連隊」などがあります。
これらの部隊の中でサバゲー装備として再現しやすいのが「普通科連隊」「水陸機動団」「特殊作戦群」でしょう。
普通科連隊・水陸機動団にピッタリの小火器とは?
自衛隊の普通科連隊とは外国の軍隊でいうところの陸上歩兵部隊にあたり、水陸機動団とは離島奪還や島嶼防衛の戦術を得意とし、アメリカ海兵隊と似た性質の部隊です。
基本的のこの2つの部隊で採用されている小火器や支援火器は共通しています。
普通科連隊で採用されている兵器
5.56㎜89式小銃
5.56㎜FN ミニミM249分隊支援火器
M24SWS対人狙撃銃
7.62㎜ 64式狙撃銃
9㎜拳銃 SIG P220
これらの小火器が普通科連隊で採用されている兵器で、自衛隊装備用電動ガンで揃えられます。
自衛隊普通科連隊の装備は、89式小銃とSIG P220 9㎜拳銃を装備していれば解決します。
特殊作戦群装備を目指す人にピッタリの電動ガンとは?
引用元:https://www.tokyo-marui.co.jp/products/electric/nextgeneration/202
特殊作戦群とは自衛隊が公式に認めた特殊部隊であり、合格率10~30%と言われる選抜試験を勝ち抜いたエリートたちの精鋭部隊です。
また、特殊作戦群の武器の特徴は普通科連隊の装備よりもバラエティーに富んでいます。
その理由は海外の特殊部隊が対ゲリラ戦に特化した部隊であるように、自衛隊の特殊作戦群も対ゲリラ戦を想定した部隊であるためです。
そのため採用された武器も89式小銃とSIG P220以外にも、プライマリーウェポンならM4A1やHK416、HK MP7,
セカンダリーにHK USPなどを使用しているのが確認されています。
特殊作戦群で使用が確認された小火器
M4A1カービン
HK416
HK MP7A1
HK USP
これらの兵器が自衛隊装備用電動ガンとして特殊作戦群を目指す人にピッタリな装備だといえいます。
サバゲーで使いやすい自衛隊装備用電動ガンの条件とは?
引用元:https://youtu.be/zbA8yqirOpk
サバゲーで使いやすい自衛隊装備用エアガンと言えばやはり電動ガンが一番のおすすめでしょう。
その理由は電動ガンなら一年中を通して初速と弾道が安定しており、サイトの調整さえしっかりとしておけば、狙ったポイントにほぼ当てられるからです。
マンターゲットぐらいの大きさなら、40m先でも十分に当てることが可能です。
また、一度バッテリーをフルに充電しておけば、数千発のBB弾を発射できます。
予備も含めてバッテリーを2本ほど用意しておけば一日中遊べます。
こういったランニングコストの低さも使いやすい自衛隊装備用電動ガンとしておすすめする理由です。
おすすめの自衛隊装備用電動ガン1
引用元:https://www.tokyo-marui.co.jp/products/electric/standard/36
89式小銃は自衛隊装備用電動ガンとして不動の人気を誇るモデルです。
スタンダード電動ガンとしては最後の製品であり、スタンダード電動ガンの完成形といっていいほどの仕上がりをみせています。
89式電動ガンの特徴
東京マルイの89式電動ガンには大きな3つの特徴があります。
その1つ目はリアルな外観の再現です。
これは89式電動ガンの製品化にあたって、防衛省から実銃の図面を提供してもらったためになしえたことです。
その見返りとして、東京マルイは防衛省にCQBトレーニングの使用に耐える訓練用89式小銃電動ガンを納入しています。
ついに、ずっと欲しかった陸自の89式小銃(固定銃床式)の電動ガンを買えました(^^) pic.twitter.com/kKSqDLmUjq
— Y・S (@nightfullmoon) December 13, 2020
二つ目の特徴は、スタンダード電動ガンとして初めてメタルフレームが採用されたことです。
これも、上記の自衛隊のトレーニングに耐えうるだけの剛性が必要であったためになされたことでしょう。
そして3つ目の特徴が、電動ガンとして初のメカニカルギア式の3バーストモデルであることです。
近年の海外製電動ガンなどのMOSFET+電子トリガーといった組み合わせでバーストコントロールが一般化していますが、
この89式小銃が製品化された当時には、このメカニカル式3バーストが画期的なギミックだったのです。
電動ガン89式小銃のウィークポイント
この89式小銃は上手く撮れた方かなぁ…
エモいってこう言う事かしら?違う?(о´∀`о) pic.twitter.com/ED1G6ghmOw
— 豪血ゼンゼイF-X(公式) (@FlyXP11) December 14, 2020
リアルな外観の再現、メカニカル式3バースト搭載、メタルフレームによる高い剛性と、完成度のたかい89式小銃ですが、残念なところが2点ほどあります。
その1つ目は本体重量の重さです。
老兵ijirareが89式小銃を初めて構えた時の感想は「重~い」と感じたものです。
現職の自衛官なら当たり前なのでしょうが、週一のパートタイムソルジャーである一老兵の我が身には、この89式電動ガンの重さはコントロール不能でした。
二つ目の残念な点は、3バースト実装のために設けられたメカボックス外側のギア調整の難易度の高さです。
このギアがあるため従来の電動ガンのように気楽にメカボックスをバラシてメンテやカスタマイズを行うのが難しくなりました。
このブログをお読みの皆さんの中で、89式電動ガンのメカボックス内部のメンテを考えておられる方は、
ご自分でするのではなく東京マルイに送って調整を依頼するのをおすすめします。
89式の3バーストギアは、調整難易度が高く、素人の手に負えるものではありません。
電動89式小銃のライバルは
引用元:https://youtu.be/VStBV3lZC7o
以前はTERCEL TYPE89(中華製 89式小銃電動ガン)という東京マルイ89式小銃電動ガンのデッドコピーが格安で流通していましたが、現在は販売されていないようです。
もし、ネットなどで見かけて購入する場合には、自分で分解・調整ができる人か、あるいは頼める人がそばに居るか、ショップに依頼できることが最低条件でしょう。
Ver8メカボックスは独自のギアシステムなので、不慣れな人は手を出さない方が無難です。
☆5段階評価 | [jinstar4.5] |
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自衛隊装備用電動ガンのおすすめの2番目は東京マルイの次世代電動ガン「M4A1カービンSOCOM」です。この電動ガンを自衛隊装備用電動ガンとして装備する時は、特殊作戦群部隊の隊員という設定で使ってください。できれば頭にはブーニーハット、装備にはマルチカムトロピック当たりの装備を身に付けるとグッと雰囲気がでます。
引用元:https://www.tokyo-marui.co.jp/products/electric/nextgeneration/202
東京マルイ次世代電動ガンM4A1カービンのおすすめポイント
引用元:https://youtu.be/VXCtwX4VUm0
この次世代M4A1カービンをおすすめするポイントは4つです。
一つ目は次世代電動ガンならではのオートストップ機能が搭載されていることです。
特にリアルなリロードに拘りたい人に向いています。
2つ目は汎用性の高いミニバッテリーで駆動できることです。
専用バッテリーでないためバッテリー選択の幅が広く、調達に苦労しません。
3つ目のおすすめポイントは本体重量の軽さです。
フルメタルフレーム採用でありながら3キロを切る軽さは、非力なサバゲーマーでも十分に振り回せます。
そして4つ目のおすすめポイントはリーズナブルな価格設定です。
次世代電動ガンで実売価格3万円台の製品は、自衛隊装備用電動ガンのエントリーモデルとお求めやすい価格だと思います。
ライバルと比較して
現在、M4プラットホームの電動ガンは海外製の製品が雨後の筍のごとく出てきています。
しかし、昨今のこれらの製品は軍用アサルトカービンを忠実に再現するよりも、オリジナルデザインを強調したベクトルになっています。
東京マルイのM4A1カービンのライバルとして考えられるのは、VFCのM4A1カービンですが、VFC製M4A1カービンは剛性と質感が高い人気モデルであるため、
現在のところ各ショップに在庫が見当たらず、また製品価格も東京マルイ製品よりも高くなっています。
目下のところ自衛隊装備用電動ガンとしてのM4A1カービンは東京マルイのこの製品が一択でしょう。
また、G&G製なら安価なプラフレーム製品がありますが、あえておすすめできるポイントはありません。
電動ガンベースでおすすめの自衛隊装備用電動ガンの3番目は東京マルイの次世代電動ガン「HK416D」です。もちろん、このHK416Dも特殊作戦群装備が前提です。
次世代電動ガンHK416Dの特徴
引用元:https://www.tokyo-marui.co.jp/products/electric/nextgeneration/283
次世代電動ガンHK416Dの基本性能はM4A1SOPMODや次世代電動ガンM4A1カービンと変わりません。
M4A1カービンと違う点はアンビタイプのセレクター、14.5インチと10.4インチのアウターバレル交換システムなどです。
HK416Dのライバルたち
VFC HK416D V2届や〜〜、made in Germany 刻印がエロいけどハンドガードのボルトが+じゃないので要改造ですね pic.twitter.com/ViShSLQNes
— あおいの (@U40aoino) June 17, 2018
HK416Dは人気モデルであるため、東京マルイ以外の海外エアガンメーカーからも製品化されています。
これらの海外製HK416Dで人気なのがVFCの製品であり、価格的にも同じ5万円台でライバル関係にあります。
この価格帯に手が出ないユーザーにはアローダイナミクスやDOULE BELLの製品が3万円台で手に入りますが、購入後に再調整を依頼したほうが安心して使えるでしょう。
また、S&TやアローダイナミクスからもHK416Dが販売されていたですが、現在では在庫なしの状態です。
HK416Dの選び方
東京マルイ 箱出しで使いたいなら東京マルイ
VFC リアルな刻印がお好きな人向け
アローダイナミクス
DOULE BELL カスタムベースや購入後に再調整できる人におすすめ
拘りが強い人向けの自衛隊装備用電動ガン
引用元:https://youtu.be/O6DBFUkKzZY
先ほどは自衛隊装備用電動ガンの中で、使いやすい製品をご案内しましたが、ここでは使いやすさよりも雰囲気重視、あるいは人と被らない個性的な自衛隊装備用電動ガンをご案内します。
他の人と被らない個性的な自衛隊装備用電動ガンの筆頭といえば分隊支援火器FNミニミ5.56㎜ライトマシンガンでしょう。
このデカくて装弾数の多い電動マシンガンに憧れる人は多いようです。
しかし、現実問題として電動ガンとしては高価な製品であること、フルメタルボディーで重く取り回しが大変なことなどが理由で、
あこがれだけでおいそれと購入できるものではなかったのです。
しかし、そんなライトマシンガンの常識を覆したのが香港のエアガンメーカーS&TがリリースしたFNミニミM249PARAです。
S&T M249 PARAスポーツラインの特徴
スポーツラインという樹脂フレーム製品の軽量モデル
実売価格も2万円台半ばというリーズナブルな価格
従来のこのクラスの電動ガンは外装パーツが金属製というのがお約束でした。
そのため本体重量が6キロ前後もあり、体力のないユーザーには扱いにくい電動ガンだったのです。
しかし、このS&T M249 PARAスポーツラインは強化樹脂フレームを採用することで本体重量の軽減とコスト低減を実現しています。
東京マルイのスタンダード電動ガンと同じ価格帯で購入できるのですから、ライトマシンガン購入のハードルを一挙に下げたモデルと言えます。
S&T M249 PARAスポーツラインのライバルは
引用元:https://youtu.be/Tk3FDqgN5xw
FNミニミM249は人気の高いモデルであるため数社から製品化されています。
A&K、クラシックアーミーなどのメーカーが競合相手ですが、両社とも現在の日本ではほぼ在庫なしの品切れ状態が続いています。
また、東京マルイからもFNミニミM249のアメリカ海軍版の「MK46 MOD.0 」が次世代電動ガンとして製品化されていますが、
価格の面ではS&T M249よりも10万円ほど高いので、おいそれと手の出せる製品ではありません。
信頼性とクオリティーにお金を出せる人は東京マルイ製の「MK46 MOD.0 」、
予算的に厳しい人は「S&T M249 PARAスポーツライン」という選択肢になるでしょう。
G&G ARMMENTのtype64BRとは、自衛隊が89式小銃以前に採用していた国産自動小銃である64式小銃を電動ガンとして販売しているものです。
自衛隊の制式採用小銃としては3世代前にあたるのですが、7.62㎜NATO弾の有効射程の長さを生かして、制式採用を外れた今でも狙撃銃として使われています。
いわゆるマークスマン・ライフルという扱いですかね。
G&G ARMMENTtype64BRの特徴
G&Gの64式小銃はこれまで発売されたTOP製やS&T製の64式小銃とは一線を画すものです。2020年の現在の電動ガンらしく、MOSFETと電子トリガー搭載により多彩なギミックを有しています。一部ご紹介すると、
G&G製64式小銃の特徴
※セミ、フル、バーストモード(3発、5発)
※トリガーストロークの3段階設定
※可変式ギア比(13:1、16:1、19:1)
などのギミックがリモコンで設定できるのです。
また、ギアの回転を円滑にする軸受けも8㎜ベアリングが採用されスムースな駆動を実現しています。
驚くべきはギア比の設定が可変式になっていることです。
これはリモコンでサイクル数が変えられることを意味します。バーストと組み合わせると面白い使い方ができるでしょう。
ライバルとの比較
引用元:https://youtu.be/KJLoXChfjfo
現在、64式小銃はS&T製の一人勝ち状態です。
何故なら市場にはこのG&G製64式小銃がまだ見かけられないためです。
S&T製の64式小銃は、お世辞にも箱出しで使えるというレベルには達していません。
S&T製64式小銃を買うほとんどの人は、再調整を余儀なくされるために、本体価格に調整料をプラスしないとサバゲーでの実用性は厳しいでしょう。
今すぐに64式小銃を欲しい人はともかく、そうでなければG&G製64式小銃が市場に流通し始めるまで様子を見ることをおすすめします。
HK MP7A1は4.6㎜短機関銃という名前で自衛隊の特殊作戦群の装備に採用されています。
機動力を重視した戦い方がしたい人、89式小銃の重さが負担に感じる人や女性ゲーマーの自衛隊装備用電動ガンとして使うのに適しています。
電動ガンのHK MP7A1は最初に東京マルイからコンパクト電動ガンが、後にVFCからフルサイズの電動ガンとして製品化されています。
VFC/Umarex H&K MP7A1 電動ガンの特徴とおすすめする理由
引用元:https://youtu.be/rpSC3GNZCIA
上で申し上げたようにMP7A1は東京マルイからコンパクト電動ガンとして販売されました。
しかし、このマルイ製電動MP7A1はリアルサイズよりも小さく、初速や威力も電動ハンドガンと同等なので、フルスペックの電動ガンと渡り合うのには少しハンディをかんじます。
それに対して後発のVFC/Umarex製 H&K MP7A1 はHK社とライセンス契約を結び、刻印やサイズがリアルに再現されています。
VFC/Umarex H&K MP7A1 電動ガンの特徴
※オートストップ機能搭載
※MOSFET+電子トリガーを搭載
※11.1V対応
※HK社とのライセンス契約によりサイズと刻印のリアルな再現
これらの中で特にお伝えしたいのがリアルサイズの再現です。
何故ならこれにより他の電動ガンと同じシリンダー容量のメカボックスを搭載できるようになり、他の電動ガンと同等の初速と威力が可能になったのです。
もう一つの特徴が今般の電動ガンらしく電子トリガーとMOSFETが搭載され、マガジンに付けられたマグネットと反応するオートストップ機能が再現されていることでしょう。
これらの機能を比べれば旧態依然とした東京マルイのMP7A1をおすすめする理由が浮かびません。
VFC/Umarex H&K MP7A1 電動ガンの残念なところ
これはVFC/Umarex H&K MP7A1 電動ガンに限ったことではありませんが、この手の海外製電動ガンは常に在庫なしの品切れ状態が続いていることです。
これは人気の高いモデルほどこの傾向が強くなっています。
コスパが良くお気に入りのモデルが海外製である時には、欲しいと思った時にためらわずに購入する方がいいかもしれません。
自衛隊装備用電動ガンのまとめ
引用元:https://youtu.be/7oKBqp9j51w
今回はサバゲーで使える自衛隊装備用電動ガンについてご案内をしました。
本文でも述べましたが、このジャンルでも魅力的な海外製品が日本製に取って代わろうとしています。
本来、日本の電動ガンメーカーに出して欲しい64式小銃さえも、台湾メーカーのG&G ARMMENTや香港のS&Tから製品化されているのは残念な限りです。
さて、本来は当ブログでガスブローバックの自衛隊用エアガンまでご案内する予定だったのですが、
あまりに文字数が多くなりそうなので、次回でご案内することにします。
ではまた次のブログでお会いしましょう。