サバイバルゲームのスナイパー初心者からよく寄せられる悩みの相談が、「どうしたら電動ガン相手に対等に戦えるのか?」或いは、「どうしたら初弾を確実に相手に当てられるのか?」というボルトアクションスナイパーの戦術や射撃法についてです。
当ブログ管理人もボルトアクションライフルでの戦いを楽しみながら、幾つかの戦術や射撃法について気づいたことがあります。
今回は、これまでの経験で感じたことを、ボルトアクションライフルでの戦術について悩んでいるスナイパー初心者の方にお伝えします。
当記事をお読みになれば、スナイパー初心者の悩みの解消に繋がると思っています。
スナイパーの戦術1,有効射距離の見極め
スナイパー初心者が最初に感じる不安が、自分の位置から撃った弾が相手に届くか?という悩みでしょう。
Ijirareもスナイパーとして息をひそめて敵を見つけた時、真っ先に頭に浮かんだのは、「敵に届かなければ自分の攻撃がバレて、相手から連射を喰らうかもしれない!」という不安でした。
この不安を持つスナイパー初心者の方は多いのではないでしょうか。
そういう方に、サバゲーでの実戦で使える自分のボルトアクションライフルの有効射程距離の把握の仕方をご紹介します。
実戦的「有効射程距離」の掴みかたとは?
ボルトアクションライフルの有効射程距離を掴む方法は実に簡単です。
敵が来る前に、自分の撃つ弾がどこまで届くかを試射するのです。
森林フィールドならどの木の幹や土手、岩までなら届くのかをあらかじめ試しておくのです。
そうして、試射して届いた対象物の内側に敵の姿が見えたのなら、有効射程圏内に敵が入ったと判断できるのです。
この方法は敵を待ち伏せする時に使えばかなり有効的です。
そうして何度かこの方法で有効射程距離の感覚を掴んだなら、今度は積極的に前に出て電動ガンを狩りに行きましょう。
「レーザーレンジファインダー」の活用
さきほど「有効射程距離の把握」について説明をしましたが、ここではそれをさらに深堀りしてみます。
敵を待ち伏せできる余裕がある時には、先にお伝えした方法が取れるのですが、敵の進行が思いの外早く、いきなり遭遇する時もあります。
その場合では、迂闊に試射などをすると敵に自分の存在を知らせることにもなりかねません。そんな時に必要なのが、「レーザーレンジファインダー」というアイテムです。
これを使えば、瞬時に敵との距離を計測できて、弾が届くかどうかがわかります。
本職のスナイパーさんたちも使っている、スナイピングには必須のアイテムでしょう。
Ijirareも使っていましたが、これを使えば自分が撃った弾が相手に届くかどうかの不安は即座に解消されます。
サバゲーでは100mほどの計測距離があれば十分で、ゴルフ用のレーザーレンジファインダーでも充分に代用がききます。
価格もかなりリーズナブルになっているので、スナイパーの必需品として、是非お揃えください。
スナイパーの戦術2,敵ユニットの人数把握
敵を見つけて、自分の持つボルトアクションライフルの有効射程距離の把握もできた時に悩むのが、敵を撃つタイミングです。
このタイミングで撃っていいのか、それとも様子を見るべきかの悩みです。
多くのスナイパー初心者が敵を見つけたらテンションが上がり、直ぐに攻撃を仕掛けがちですが、ちょっと冷静になってください。
本当に敵は一人ですか?ひょっとして見つけた敵の周りに他の敵もいるのではないですか。
もし、見つけた敵以外にもいた場合はどうなるのか?これらのことを判断する必要があります。
スナイパー戦術の基本は「ヒット&アウェイ」
ボルトアクションを使うスナイパーが電動ガンを相手に戦う場合、複数の敵を同時に相手にすることは避けるべきです。
一対一でも不利なのに、テンション任せで数人相手に単独で戦うのは愚の骨頂です。
運良く敵を先に見つけた場合、まず相手が一人なら、そのまま狙撃をすれば良いでしょう。
しかし、相手が数人のユニットの場合、最初に狙撃するのは一番後方の敵を狙いましょう。
その理由は後ろの敵を倒したほうが、相手の判断を狂わせやすく自分の居場所がバレにくいからです。
さらに、狙撃に成功して相手の動きを止めた時に、居場所を変えましょう。
スナイパーが同じ場所から狙撃を続ければ必ず居場所がバレてしまいます。
それを防ぐには1発撃つ度に、居場所を変える「ヒット&アウェイ」が基本です。
画像出典:https://it.wikipedia.org/wiki/M24_Sniper_Weapon_System#/media/File:061019-A-7603F-151.jpg
スナイパーの戦術3、常に退路を確保する
先ほどは一人目の狙撃に成功して、敵の混乱に乗じて相手と戦う方法を述べましたが、もし、初弾を外して敵に自分の存在を悟られた場合にはどうすればいいのでしょうか?
その時には一度後退して態勢を立て直しましょう。
サバゲーでは、前に出るだけでなく、時には後退する勇気も必要です。
後退、迂回、サイドを取るといった攻撃方法もあるのです。
そのためにも常に態勢を立て直せる後退場所をキープするべきです。
画像出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Sniper#/media/File:Barrett_M82A1.jpg
スナイパーの戦術4、電動ガンとは正面切って単独で撃ち合うな
サバゲーでスナイパーとして戦う初心者の方の中には「射撃練習や的撃ちでは当てられるのに、サバゲーの実戦では相手に当たらない!」とお悩みの方がおられるのではないでしょうか?
Ijirareが長年サバゲーでスナイパーとして戦った経験から感じたことがあります。
電動ガン相手に正面切って単独で撃ち合っても、弾が当たらないという事実です。
これは連射性能や装弾数の問題ではなく、相手の意識がコチラに向いている時には、何発撃っても不思議と弾が逸れるのです。
反対に相手がコチラを意識していない時に撃つ弾は、ほとんどが当たってくれます。
金ヶ崎ballistaにてサバゲー\(^o^)/
ca870で、へっぽこスナイパー/(^o^)\ pic.twitter.com/MskpvlxR5P— oh!!shige (@NE4Nr80bzNJLfxv) November 10, 2019
敵に当てるためには「敵の虚を突け!」
Ijirareはオカルト信奉者でもなければ、「気」という存在を信じているわけでもありません。しかし、実体験として感じるのです。
たとえ相手がコチラの居場所を正確に把握していなくても、明らかに警戒している時は、相手に放った弾は当たらないのです。
逆に狙った相手がコチラに意識を向けていない時、例えば味方の電動ガンと交戦中の時などは、ほぼ外すことはないのです。
このように敵がコチラを警戒していない時、つまり「虚を突いた」時こそ、相手をHITできるチャンスと捉えてください。
スナイパー楽しかった pic.twitter.com/fpk1EhBqxg
— なかじ (@NakaG_yu) November 9, 2019
スナイパーの戦術5,時には当てない狙撃が有効な時もある
スナイパーとして敵をKILLして楽しみたい!サバゲーでスナイパーを志望する人が誰でも持つ願いです。
だけど自分の理想通りに相手をヒットできずに、現実とのギャップに悩むスナイパー初心者の方もおられるでしょう。
しかし、そんな人はでもスナイパーとして活躍できる戦い方があります。それは、敵の足止めです。
昔、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の時、サラエボという都市が一人のスナイパーによって都市機能を麻痺させられたことがあります。それを、サバゲーで再現するのです。
たとえ、敵を仕留められなくても、自分の放った一発によって、相手の部隊の進行を食い止められれば、スナイパーの楽しみが「1SHOT1KILL」だけでないと気づくはずです。
11/10日曜定例会ご参加ありがとうございました😊
写真はこちらよりどうぞ💁♂️https://t.co/2etOjQkPFS#seals #シールズ #サバゲー pic.twitter.com/zRdm8WMh9L— SEALsサバイバルゲームフィールド (@seals_survival) November 10, 2019
スナイパーの戦術6,重量弾使用の優遇レギュがあるフィールドを選ぶ
ボルトアクションライフルは電動ガンに比べて装弾数、連射性能で圧倒的に不利です。
その事実を覆して有利に戦う方法ないのか?と考えるスナイパー初心者もいらっしゃるのではないでしょうか。そういった悩みの解消法が1つだけあります。
それが「ボルトアクションライフルの重量弾使用可」という優遇レギュレーションです。
このレギュはフィールドにもよりますが、ボルトアクションライフルの火力不足を、重量弾を使用することで緩和しようとするものです。
サバゲーにおいての重量弾使用のメリットとは
“サバゲーにおいて重量弾を使用するメリットは幾つもありますが、その殆どは命中精度に関するものです。
重量弾を使用するメリット
1,風による影響を受けにくい
2,同じホップ回転数なら軽量弾よりも射程距離が伸びる
3,BB弾内部の空洞による偏芯が起こらず弾が曲がらない
4,軽量弾よりも残存エネルギーが高いので失速しにくい
これらの理由でスナイパーライフルに重量弾を使えば、軽量弾である0.2g弾よりもスナイピングの精度が上がるのです。
この重量弾使用によるメリットを生かさない手はないので、重量弾使用可のフィールドで遊びましょう。
画像出典:https://ameblo.jp/gunholicbear/entry-12514329637.html
スナイパーの戦術7,高価なカスタムインナーバレルよりもBB弾ゲージを用意しろ
スナイパーが狙撃をするのにどうしても避けられない問題として「フライヤー」があります。フライヤーとはいきなりとっちらかった弾道が飛び出すことです。
フライヤーの怖いところは、いつ出るかが予測不能であることです。
そして厄介なことに、このフライヤーはどんなに高いカスタムインナーバレルを使っても防げないのです。しかし、フライヤーを防げない方法がないわけではありません。
スナイパーにとっての大敵であるこのフライヤー封じの方法をご紹介します。
JANPSに使うBB弾を選別
5.96mmのゲージを通らない弾は全体の2割程度
本来はここからさらに小さい5.94を通る弾はじきたいところだが、96より下のゲージがないのでここまで
これ以上厳密にやるのはAPSとか30メートルチャレンジくらいの精度を求めるレベルだろう
でもいつかは揃えたい pic.twitter.com/DndU6bppCK— 名人 (@TomohiroMouri) November 1, 2019
BB弾の精度を揃えればフライヤーは抑えられる
フライヤーを防ぐ方法は唯一つ、BB弾の大きさを揃えることです。
現在のBB弾は5.95ミリ±0.01ミリを謳っていますが、実際にはかなりのバラつきがあります。この精度のバラつきが、命中精度に影響を及ぼし、フライヤーの元になっているのです。
そこで役に立つのがBB弾ゲージやBB弾スケールと言われる選別機です。実際のところ、BB弾スケールで精度を揃えれば、高価なカスタムインナーバレルを付けるよりも効果的です。
BB弾スケールの活用法とは?
BB弾スケールは5.98ミリと5.96ミリの穴が開けられたプレートが1枚ずつあります。
まず、最初に5.98ミリのプレートで大きめのBB弾を選別します。そして、5.98ミリの穴を通ったBB弾を、今度は5.96ミリの穴の空いたプレートを用いて小さめのBB弾を選別します。
こうして2枚のプレートでBB弾を選別することで、5.98ミリよりも大きなBB弾と5.96ミリよりも小さなBB弾、そして、5.97ミリのBB弾の3種類に分けられるのです。
この5.97ミリに揃えられたBB弾を使えば、弾道と集弾率がまとまり、フライヤーの予防にもなるのです。
サバゲーでスナイパーを長く続けるなら、このBB弾スケールは必要不可欠なアイテムです。
是非、揃えておきましょう。
スナイパーの戦術のまとめ
ボルトアクションライフルを使ってサバゲーでスナイパーとして電動ガン相手に戦うのは、初心者にとってハードルが高い!と感じている人も多いでしょう。
Ijirareもそんなサバゲーマーのうちの一人でした。
しかし、下手な横好きでボルトアクションライフルを使った結果、幾つかの戦術やコツに気づきました。
今回はIjirareが気づいた戦術の一部をご説明しましたので、スナイパーとしての戦い方に悩んでいる初心者の方は参考にされてください。
今までの戦い方よりは、確実にステップアップしていくと思います。