「海外製のエアソフトガンは買っても大丈夫なのだろうか」
「日本製のエアソフトガンとの違いはなに?」
「どこで買えるの?」「もし故障したら修理はできるの?」
「そもそも同じようなモデルが沢山あってどれを選べばいいのかわからない?」
サバゲー初心者の皆さんが海外製電動ガンに対して抱く不安と言えばこういったところでしょう。
そこで今回から数回にわたり、海外製電動ガンの中でも人気の高い「G&Gアーマメント」「KRYTAC」「BOLTエアソフト」についてご案内しようと思います。
G&Gアーマメントとは?
我愛銃G&G アーマメント F2000 HUNTERです!!! pic.twitter.com/CQTbh1pwnk
— ozwald (@ozwald7) January 7, 2016
「G&Gアーマメント」(以下G&Gと表記します)とは、台湾の高級エアソフトガンメーカーです。
当初G&G社は日本からエアソフトガンやミリタリー用品を輸入して販売していました。
やがて輸入販売のみならず、日本のエアソフトガンのコピー製品を製造して輸出をしはじめます。
このあたりは「G&G ARMMENT」社の日本語サイトをご覧いただければ詳しく述べられているので、興味ある人はそちらをご覧ください。
G&G社がエアソフトガンの製造販売を始めた頃の電動ガンのシェアは、東京マルイの1社独占状態でした。
それと対等に戦うためにG&G社をはじめとする海外製エアガンメーカーは、
人件費や原材料の安さを生かしたコストパフォーマンスの良さを武器に、
日本製エアソフトガンと市場で競い合ったのです。
G&Gアーマメント製電動ガンの特徴
今日はバトルシティでサバゲ。G&GアーマメントのSR25に、リミティッドが終わったのでグロック19にノーベルアームズのNEW MRSプロトを搭載。NEW MRSプロトは軽量・コンパクトでなかなかの出来映え。グロック19はしばらくキャリーオプティクスかな〜。 pic.twitter.com/YYq1xOsEbZ
— 毛野ブースカ (@keno_booska) December 3, 2019
G&Gアーマメントを始めとする海外製エアガンメーカーの製品は当初、価格の安さを武器に日本製エアガンに対抗していました。
しかし、安いだけで受け入れてくれるほどエアガンのユーザー、特に電動ガンの本家本元である日本のサバゲーマーが買うほど甘い市場ではありません。
日本のエアガンユーザーがG&Gアーマメント社の製品を受け入れたのは、日本製エアガンにはない魅力的な特徴が数多くあったからなのです。
そこでG&Gアーマメントの製品が日本でも支持される理由である特徴をご説明します。
G&Gアーマメントの特徴1、豊富なモデルバリエーション
G&Gアーマメントの電動ガンCM16 MOD0は、樹脂製レシーバーを使用した、外観はMOEカービンをイメージしつつ、G&Gアーマメントらしいアレンジやカスタムパーツが加えられている。今後サバゲやトレーニングで使ってみよう。 pic.twitter.com/3rKgMUL7ps
— 毛野ブースカ (@keno_booska) June 23, 2014
海外製エアガンに注目して最初に日本に輸入したのは、個人の輸入業者やエアガンショップです。
それらの業者が注目したポイントは、日本では作られていないモデルが安い価格で売られていたからです。
その一番分かりやすいケースがMINIMIやM60に代表されるライトマシンガンです。
当時、このカテゴリーの日本製電動ガンはユーザーが欲しくても生産終了になっているか、
市場在庫があってもユーザーが気軽に買えるほど安い価格ではなかったのです。
そこに目を付けた輸入業者やショップが低コストの海外製エアガンを輸入して、日本製よりも安い価格で販売しはじめたのです。
ライトマシンガンだけでない豊富なラインナップ
先週エアガン買いました。
先月誕生日迎えて18歳になったので18禁の買いました。
G&GアーマメントのL85A1です!
フルメタルのボディーによる実銃に近いモデリング。
ちゃんと保証もついて、全てが満足いく良い物です(^ν^) pic.twitter.com/srGPmYrQbH— Kokio (@KokioX19) May 3, 2014
G&Gアーマメント社をはじめとする海外製エアガンメーマーのライナップの豊富さは、ライトマシンガンだけに留まりません。
日本のメーカーでは利益優先で売れそうなモデルしか製造しませんが、
海外のエアガンメーカーは少しでもニーズがあると判断すると戸惑いなくエアガンとして製品化します。
現在、日本でも人気のFN SCARや旧ソ連圏で使われていたRPKやSVDドラグノフ・Ppsh41、アメリカのM14やM1ガーランドなど、
当時の日本ではまず製品化されないようなモデルを積極的に製品化していったのです。
こういった豊富なモデルパターンがユーザーの心をつかむG&Gアーマメント製品の魅力です。
G&Gアーマメント社の特徴2、ほぼ箱出しでサバゲーに使える製品クオリティー
G&Gアーマメントが作り上げた64式小銃の電動ガン「Type64 BR」
常識を覆すG&Gアーマメント渾身の力作を紹介!▼公開記事はコチラhttps://t.co/n7fXCHaaMs#アームズマガジン#64式小銃#自衛隊 pic.twitter.com/trGE6hqx9u
— アームズマガジン (@ArmsMagazine) March 28, 2020
日本製エアガンにはないモデルを欲しがる人向けに輸入業者やエアガンショップから輸入された海外製エアガンですが、そこには落とし穴があったのです。
それはディチューンによる製品トラブルです。
海外のエアガンメーカーは日本のように「銃刀法」といった縛りがありません。
そのため、電動ガンやエアコッキングガンでは銃口初速が140m/s(0.2gBB弾で約2J)、ガスガンでも同等に威力か、CO2ガス仕様がデフォだったのです。
海外製エアガンの評判を下げた原因とは?
G&Gアーマメントのm16とマルイのPX4#愛銃を晒すとフォロワーが増えるそうなんで晒す pic.twitter.com/oOVkyERd9Q
— кудахач(くだはち) (@kudahachi) February 9, 2014
海外製電動ガンは、海外仕様のままで日本に輸入すると銃刀法に抵触するため、ディチューンが必須になります。
そこで日本に出荷する現地のショップがとった方法が、
「ノズルに穴をあけて気密を下げる」
「スプリングを適当にカットする」
「タペットプレートに厚紙を挟む」といった杜撰なディチューンだったのです。
更に、ギアや外装パーツにバリがあったり、シム調整が適当であったため個人輸入や並行輸入製品では箱出しでまともに動くものがなかったのです。
この時のことが原因で、「海外製電動ガンは再調整必須の上級者向き」という評判が立ち、海外製エアガンの評価を下げることになったのです。
組み立て技術の向上と日本Verの登場
G&Gアーマメント CM16 LMG | ニュース | アームズマガジンウェブ https://t.co/8NtZS5QJ0Z
こいつのマガジンだけマジで欲しい
FLYYEのマグポーチに収まるかなぁ pic.twitter.com/eSCcL6MdrZ— ヴァストカヤスクの駄犬(次回未定) (@GraffiasCorps1) March 21, 2019
「海外製電動ガンは上級者向け」
「ガワだけ使って内部はマルイのメカボックスと換装」
というのが当時の海外製エアガンユーザーの常識だったのですが、
個人輸入や並行輸入業者に代わって商社が介在することで、事態は一変します。
それはショップが商社を通じて日本仕様の製品を現地の工場に依頼することになったからです。
某ショップが行っていた「海外製電動ガンを調整して販売」というのを、現地の工場でするようにしたのです。
いわゆる「日本Ver」の登場です。
特にG&Gアーマメントは自社工場で製造して製品管理をおこなっているため、
日本製電動ガン並みに箱出しでサバゲーに使えます。
特徴3、リアルさ重視の「ハイエンドライン」とサバゲー特化の「エコノミーライン」
G&Gアーマメント
ARP9令和エディション
製品レビュー👀✨ゴールドのパーツを纏った
令和仕様の限定バージョン👐✨▼公開記事はコチラhttps://t.co/oUjY9gFMF4#アームズマガジン#ミリタリー #トイガン#サバゲー #サバゲ#airsoft #milsim pic.twitter.com/amhFV623ck
— アームズマガジン (@ArmsMagazine) January 19, 2020
G&Gアーマメント社の初期製品バリエーションは、日本のエアガンメーカーの影響を受けてリアルさ重視のコアなユーザー向けのものが多かったのです。
しかしサバゲーの普及に伴い、銃本来のリアリティーにはあまりこだわらないライトユーザーが登場し始めました。
これはFPSゲームのファンたちの影響も多い大いにあります。
それに気づいたG&Gアーマメント社は、リアルさよりもサバゲーでの使いやすさに特化した製品展開を始めます。
そのモデルの代表が「ARP9」です。
G&Gアーマメントでは従来のリアリティーを追求したモデルを「ADVANCED GT」、
サバゲーでの使いやすさを重視したモデルを「INTERMEDIAET GC」というシリーズに分けています。
G&Gアーマメント選品の特徴4、コストパフォーマンスの良さ
お待たせしました! G&Gアーマメント RK74シリーズ、発売に先駆け、デモガン入荷しました。T・E・CQB揃っています。さわれます!撃てます!タギります! https://t.co/Obkm3iG4Qh #サバゲー #41px #ggarmament pic.twitter.com/mLV822Afw3
— 41PX (@41pxHQ) September 28, 2016
G&Gアーマメント製品の特徴の4番目は「コストパフォーマンスの良さ」です。
日本製電動ガンと同クラスの製品なら7割から5割ほどG&G製のエアガンの販売価格は安くなっています。
また、日本製と価格が同じ製品なら、1ランク上の素材を使われています。
フレームなら一部鋼鉄やステンレス、ストックならリアルウッドが使われたモデルが、
マルイの次世代電動ガンロープライスモデルやスタンダード電動ガンと同じ価格帯で購入できるのです。
このコストパフォーマンスの良さがユーザーに一番フレンドリーな特徴かもしれません。
G&Gアーマメント製品と日本製電動ガンの性能の違いとは
【 ARP9 スペック大公開!】
41予約特価¥26,900で受付中! 快音キレキレSMG・G&Gアーマメント ARP9 のスペックを大公開!
キレキレ実射動画 → https://t.co/VcjrHDVp6A
ECサイトは → https://t.co/Obkm3iotrH pic.twitter.com/yVIYb8Aee0— 41PX (@41pxHQ) June 6, 2017
G&Gアーマメント社の製品の特徴をご説明しましたが、
サバゲー初心者の皆さんが気になるのは、
日本製エアガン、特に東京マルイの電動ガンとの性能の差についてではないでしょうか?
そこでここでのテーマは、日本製エアガンとG&Gアーマメント製エアガンとの性能の違いについてご案内します。
G&Gアーマメント製品の耐久性と信頼性
さっと読んだ
国内の電動ガンとか、このままじゃ負けるんじゃないかって流れを感じる
バッテリー対応も早いし、ターゲットとか広がる提案があるのが素晴らしいわ…台湾 G&G アーマメント「Annual Magazine」初号発行 http://t.co/PNEw4792eZ
— けとる (@o_taz) November 3, 2013
多くの方がG&Gアーマメントをはじめとする海外製電動ガンはすぐに壊れる!という印象をお持ちのようです。
これは昔の海外製電動ガンを知っているベテランさんほどその傾向が強いようです。
しかし、これは機械的な耐久性よりも杜撰なディチューンに原因があることを先ほどお伝えしました。
では、機械としてのG&Gアーマメントの耐久性自体はどうなのでしょうか?
結論を言えば日本製の電動ガンに匹敵する、
もしくはある分野では日本製電動ガンを凌駕するほどの耐久性をもっています。
前述のように高レートスプリング、
高圧ガスでの可動も可能なメカボックスの側、
焼結合金ではなく削り出しのギア、
フリクション軽減を向上させる8ミリベアリング軸受けなど、
日本製電動ガンよりもはるかに高い耐久性と信頼性を持っています。
GUGアーマメントエアソフトガンの命中精度
G&Gアーマメント
PRK9シリーズ
製品レビュー👀✨AK版のピストルキャリバーカービンが
G&Gアーマメントからデビュー👐✨▼公開記事はコチラhttps://t.co/wEpsvZW9ZP#アームズマガジン#ミリタリー #トイガン#サバゲー #サバゲ#airsoft #milsim pic.twitter.com/YQqIdtiLne
— アームズマガジン (@ArmsMagazine) March 3, 2020
G&Gアーマメントのエアソフトガンの命中精度は、ノーマルのままでは日本製電動ガンと比べると若干の散りやすさを感じます。
しかし、日本製電動ガンよりもグルーピングが散り気味だからと言って、
サバゲーでの使いにくいかといえばそうとも言い切れないのです。
BB弾が散ることにより、かえってターゲットを捉えやすい場合もあるからです。
ようは、使う人の捉え方一つなのです。
ちなみにBB弾が散りやすい原因は、海外製電動ガン特有のホップパッキンの硬さによるものです。
日本よりも高い初速でBB弾を撃ち出す海外製エアガンでは、
ホップパッキンも高初速対応の硬いものが付いているのです。
G&G製品の販売店とサポート体制は?
当店もフレンドショップ登録している、G&Gアーマメントさんのブースに来ています。
ものすごい数の新製品が展示されていますねぇ pic.twitter.com/f98YlxmMVm— L.A.HOBBYSHOP (@LAHOBBYSHOP) September 2, 2017
G&Gアーマメントのエアソフトガンの購入は、全国にある「G&Gフレンドシップ」というショップで購入できます。
都市部にお住いのユーザーならこのフレンドシップに行けば、直に製品を手に取って感触を確かめてからお買い求めになられます。
また、地方在住で近くにフレンドシップがない方なら、ネット通販を利用してお買い求めになればいいでしょう。
あえてショップ名を出すことは控えますが、ネット上で有名なエアガンショップならほとんどのところで対応してもらえます。
この時にできればホップパッキンとチャンバーは日本仕様のものに交換してもらってください。
また、G&G製電動ガンのインナーバレルはアルミ製が多いので、真鍮製インナーバレルへの交換もおすすめします。
G&Gアーマメント製品が故障した場合には
あ。
あんまりツイッターで言ったことなかったですけど、修理やカスタムも受け付けてますので、お気軽にご相談くださいましー!海外製でも日本製でも電動ガンメインでやってます。
DMでも大丈夫です(´∀`)#エアガンカスタム#エアガン修理#電動ガン修理 pic.twitter.com/quI4SB5Ryd
— シューティングバー ポイントドッグス (@point_dogs) March 4, 2020
G&Gアーマメントの電動ガンはマルイ製に匹敵するほどの信頼性を備えています。
しかし、海外製電動ガンの場合は個体差が激しいモデルもあるので過信は禁物です。
もし、G&Gアーマメント製品に不具合が出た場合には、
前述したG&Gフレンドショップで購入した製品なら、
修理や調整のサポートサービスを受けられます。
そのためにも、正規輸入品をシッカリとしたショップで購入しましょう。
また、ネットオークションや個人売買で購入した場合でも、
電動ガンの修理サービスをしてくれるショップなら、
受け付けてもらえるかもしれませんので、
修理の際にはそれらのショップにご相談になられてください。
G&Gアーマメント製品についてのまとめ
G&G製UMP45(製品名UMG)です。MP5の後継として開発された高性能なサブマシンガンです。開発当初から45口径として設計されているため、MP5よりもかなり大きなボディが特徴です。G&GのUMP45は箱出しでも十分使える性能を持っており、海外製電動ガンの進化を伺えます。#電動ガン #トイガン pic.twitter.com/7PITI7GXAi
— 遊戯銃博物館 (@toygun_museum) January 21, 2020
今回は台湾製エアソフトガンメーカーであるG&Gアーマメント社について、全般的な視点からまとめてみました。
さて、今回のブログは概要的なもので、具体的なモデルごとの違い、特徴、メリット、デメリットについては詳しくは触れていません。
それらのテーマについては、次回のブログ「【G&Gアーマメント】グレードやメカボックスから見るモデルの違いとは?」でG&Gアーマメント製品のモデルバリエーションや、
シリーズ別の特徴や選び方などについてご案内します。
では、次のブログでまたお会いしましょう。