はじめにーソーコムMk23を久しぶりに撃ってみて
先日、このようにツイートしました。
投稿したように3年以上放置していた東京マルイの固定ガスガン「ソーコムMk23」を引っ張り出して甥っ子と撃って遊んだのですが、
マガジンにガスを入れただけで「現役復活」をしてくれました(笑)。
寒さにもかかわらず安定した弾道でBB弾を飛ばすソーコムMk23を見ていて、
「これって冬サバゲーで最強じゃねぇ?」とあらためて実感させられたのです。
ということで、今回は東京マルイの固定ガスガン「ソーコムMk23」を冬サバゲーに最適なガスガンとしてご紹介します。
東京マルイ「ソーコムMk23」とは?
東京マルイ「ソーコムMk23」は2002年に発売された固定ガスガンです。
東京マルイにはこれ以外にも、手動でスライドを操作してBB弾を発射するエアーコッキング式もありますが、今回は固定ガスガンのソーコムMk23をご紹介します。
固定ガスガンの”固定”とはスライドが動かないことを意味しています。
つまり、ガス圧でスライドが作動するブローバックガスガンに対して、固定ガスガンと呼ばれているのです。
このスライドがガス圧で作動しないと聞いて、一部のサバゲー初心者は「ブローバックしないんじゃつまんね~」と思われるかもしれません。
しかし、東京マルイ ソーコムMk23には、それを補っても余りある魅力と特徴を持ち合わせています。
それらの幾つかをご紹介します。
ソーコムMk23の特徴1,サプレッサーとL.A.M(ライトモジュール)が付いている
東京マルイのソーコムMk23には専用のライトモジュールとサプレッサーが付属しています。
この2つのアイテムで圧倒的に使えるのが「サプレッサー」です。
サプレッサーなしで撃った場合には少し乾いた感じの甲高い発射音がしますが、
サプレッサーを付けた時には、同じハンドガンとは思えないほどの消音性を発揮してくれます。
ソーコム mk23 買いました!
音しなさすぎてヤバい!!良き!
あと思ったよりデカかった
そしてセーフティの掛け方がよくわからん…🤔🤔— じーーま (@ZIMA_556) December 24, 2019
この消音性の高さはハッキリ言って使えます!
このサプレッサーとのコンビネーションだけでこのガスガンを買う価値があると言っても過言ではありません。
特に自分の居場所をできるだけ悟られたくないスナイパーにとっては、最高のサブウェポンだと言えます。
ソーコムMk23の特徴2,ブローバックでガス圧をロスしないので電動ガン並の高初速
固定ガスガンはブローバックをしません。
そのためガス圧のエネルギー100%をBB弾の発射に使えます。
それによりハンドガンでありながらスタンダード電動ガンに匹敵する初速を出してくれます。
これほどの初速があれば30m先の敵にも発射したBB弾が難なく届きます。
ijirareの経験では、20m先のジュースの空き缶に当てるのにもさほど苦労しません。
前述したサプレッサーによる消音性の高さと、この命中精度の高さを使いこなせば、ミドルレンジでのスナイピングにも使えるのです。
ソーコムMk23の特徴3,冬でもマガジンの冷えに強い
最近のガスブローバックガンは以前の製品と比べれば冬でもマガジンの冷えに強くなっています。
それでも、冬にBB弾をマガジンにフルロードして連射した時には、全弾を発射する前にマガジンが冷えすぎて生ガスを噴くでしょう。
しかし、ソーコムMk23なら冬でも28発全弾を撃ち切ります。
その理由はブローバックをしないことによるガス消費の低さによるものです。
ガスの消費が少ないと当然ながら気化熱の発生によるマガジンの温度低下もわずかで済みます。(ガスブローバックと気化熱の関係はコチラを御覧ください)。
そのため固定ガスガンはマガジンの冷えに強く初速の安定したBB弾が撃てるのです。
これは冬サバゲーでの撃ち合いでとっさにハンドガンを使う状況になった時に、
ガスブローバックガンよりも有利に戦えることになるでしょう。
ソーコムMk23の特徴4,構造がシンプルでメンテがしやすい
東京マルイのソーコムMk23は固定ガスガンであるため、ブローバックガスガンよりも可動部とパーツ数が圧倒的に少なくできています。
そのためガスガン本体の寿命もガスブローバックガンと比べるとかなり長く使えます。
冒頭で述べたようにijirareのソーコムMk23は3年以上放置プレイをしたにもかかわらず、昨日まで使っていたように動いてくれました。
ブローバックの衝撃でスライドにクラック(亀裂)が入る心配もなく、
構造がシンプルであるが故にカスタムパーツの組み込みも容易です。
もともと素性の良いソーコムなので、カスタムパーツを組み込めばより戦闘力の高い「オフェンシブ・ハンドガン」に仕上がるでしょう。
東京マルイ「ソーコムMk23」の問題点とは?
ここまで東京マルイ「ソーコムMk23」の特徴をご説明しました。
ここまでの説明でサバゲー用ハンドガンとしては、
第一級の戦闘力を持っている固定ガスガンであることはご理解いただけるのではないでしょうか。
しかし、そんなソーコムMk23にも問題点がないわけではありません。
ここではソーコムMk23の問題点を挙げるとともに、それらの問題を解消する方法もご案内します。
ソーコムMk23の問題点1,重いトリガープル
東京マルイ「ソーコムMk23」の最大の問題点は「トリガープル」の重さです。
トリガーを引いた際の重さは、ブローバックガスガンはもとより、ダブルアクションリボルバーも裸足で逃げ出すほどです。
しかし、裏を返せばソーコムMk23はこのトリガープルの重さという問題を解消さえすれば、戦闘力は確実に跳ね上がります。
実際に某大手エアガンショップにはソーコムMk23のトリガープルを軽くしたカスタムガンが発売されているのです。
東京マルイ「ソーコムMk23」は前述したようにシンプルな構造のガスガンであり、サバゲー初心者であっても比較的カスタム化しやすい製品でしょう。
トリガープル軽量化による戦闘力アップにチャレンジするのも楽しいのではないでしょうか?
ソーコムMk23の問題点2,アルミ製インナーバレル
町田シールズ(@MachidaSeals)シューティングチャレンジ!
うぉぉぉおお!パーフェクトでました!!!
佐々木さん(@satoshi2079)篇:ソーコムmk23
相変わらず佐々木さん上手だなぁ~♪#L96旅団#町田シールズ pic.twitter.com/gXS4V0crFT— くまむし(ぜろさば) (@038platoon) May 14, 2019
東京マルイ ソーコムMk23は高い命中率が評価されていますが、
驚くことにインナーバレルの素材はアルミ材です。
アルミ製インナーバレルでも高い命中率を保っているため命中精度上の問題はないのですが、
アルミ製インナーバレルにはキズに弱いという不安がつきまといます。
この問題の解消法はアルミ製インナーバレルを、
ソーコム用カスタム真鍮バレルに取り替えることでしょう。
このインナーバレル交換時に、ホップパッキンもカスタム品に交換しておけば、
耐久性と命中性向上を同時に目指せます。
ソーコムMk23の問題点3,少ないホルスター
ソーコムホルスターレビュー中!
彼にはSOCOMがよく似合う#SS3DP #3Dプリンター #サバゲー #スネークは実験担当自作w #ソーコム #MK23 pic.twitter.com/tM4wbG9TP9
— HKS@SS3DP_ Architect (@holidayholida11) September 29, 2019
ソーコムMk23を使う際に一番に気になるのがホルスターについてです。
残念なことに今の所では、ソーコムMk23の専用ホルスターはほぼ見当たりません。
稀にネットで見つけた時でもすぐに売り切れになるので、欲しい方は見つけた時に即購入されることをおすすめします。
けれども、ソーコムMk23を携帯するためのホルスターがまったくないわけではありません。
デザートイーグルでもそうですが、
これらの大型ハンドガンを収める時に便利なのが「ユニバーサルホルスター」です。
ユニバーサルホルスターについて
ユニバーサルホルスターは汎用性の高いホルスターです。
モデルごとに限定された専用ホルスターと違い、
サイズが近ければ複数の種類のモデルのハンドガンを収納できます。
しかしその反面、
ユニバーサルホルスターは専用ホルスターに比べるとどうしてもホールドが甘くなり、
激しい動きの際にはホルスターから抜け落ちる可能性もあるのです。
そこで、ユニバーサルホルスターを使う時には、
ハンドガンをしっかりとホールドしてくれる確かなフラップ付きのホルスターをお選びください。
おすすめのカスタム:ソーコムMk23カービン
最近のハンドガンカスタムで注目を集めているのがピストルのカービン化、PCC(ピストル・キャリバー・カービン)です。
実銃の世界でのPCCは、
「射程距離の伸長」
「リコイルの軽減」
「ストックによる命中精度の向上」
「入手しやすくランニングコストの低いピストルカートリッジの使用」
というメリットから人気が高まっています。
このカービン化によるメリットは、ガスガンのソーコムMk23にも当てはまります。
もともと基本性能の高いソーコムをカービン化することで、
光学機器を搭載でき狙いやすさが格段に向上します。
また、肩付けで得られる安定性は命中性の良さをサポートしてくれるので、
ミドルレンジのガススナイパーという使い方もできるでしょう。
キット自体もおてごろな価格なので、是非一度は試されてはいかがでしょうか。
東京マルイ ソーコムMk23のまとめ
2002年の発売以来、既に18年の時が経つ東京マルイのソーコムMk23ですが、
基本性能とコストパフォーマンスの高さで、今も根強い人気を保っています。
ソーコムMk23はステルス性の高さ故に、
使い方によっては電動ガン相手に充分に渡り合える戦闘力の高さを秘めているのです。
しかしそのステルス性の高さ、
ハンドガンにしては高い初速、
そして昔のガスガンの悪いイメージが残っているためか、
フィールドによっては使用を禁止しているところもあります。
サバゲーでソーコムMk23をお使いになる時には、
フィールドでの使用条件をご確認されてからのほうがいいでしょう。