冬サバゲーで有効な4つのガスブロ対策とは?初心者でも簡単な方法とは

ガスブローバック入門

はじめに

デザート・イーグル

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画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AB#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:US_Army_53026_International_Shooting_Competition.jpg

皆さんこんにちは、サバゲーに行けばいつもボコボコにやられていたijirareです。

今回は「冬にガスブローバックガンをどうすれば快調に作動させられるか?」「ガスブローバックガンのマガジンの冷え対策に効果的な方法はなにか?」についてのご案内になります。

ただ、本題に入る前に冬のガスブローバックガンについてのijirareの体験談を1つだけお話させてください。

そもそもナゼ作動条件の厳しい冬場にガスブローバックを使う必要があるのか?

サバゲー経験のある方なら「ナゼ寒い時期にガスブロを使う必要があるの?電動ガンや電動ハンドガンでいいじゃん!」と思われるでしょう。

まったくその通りなんです。

無理して寒い次期にガスブローバックガンを使わなくても、BB弾を撃ち出すだけなら、電動ハンドガンで充分なんです

でも、ガスブローバックの作動を一度体感すると、電動ハンドガンでは心が満たされないモノがあるのですよね。

そのため、サバゲーマーは冬でもガスブローバックガンを快調に作動させる方法を模索するのです。

冬用に電動ハンドガンを買ってはみたものの

ijirareも冬対策用に電動ハンドガンを買った経験があります。

確かに寒い時期でも確実に作動する電動ハンドガンは、ゲームを有利に運ぶための道具としては、とても役に立ちます。

しかし、サバゲーのハンドガンに実銃のリアリティーを感じたい人にとっては、独自形状のマガジン、動かないスライド、破裂音が伴わない発射音などに愛着が持てず、やはりガスブローバックガンを使ってしまいがちになります。

また、夏はガスブロ、冬は電動ハンドガンと買い揃えられない人も、寒い時期のハンドガンの作動性の向上は、切実な問題なのです。

今回のガスブロの冬対策の記事は、冬用に電動ハンドガンを揃えられない人や、寒い時期でもハンドガンの作動にリアリティーを求める人に対して、ガスブローバックガンを冬でも快調に動かすにはどんな方法があるのか?を探っていきたいと思います

冬サバゲーでもガスブローバックガンを使い続けたい理由とは?

ガスブロハンドガン 冬の発射実験

引用元:https://youtu.be/f7YtDzrOBmQ
ガスブロハンドガン 冬の発射実験

 

冬サバゲーでもガスブローバックガンを使い続けたい理由、それはサバゲーマーの経験年数と、サバゲーの楽しみ方として何を求めるかによって違ってきます。

まず、始めたばかりのサバゲーマーはいろいろな装備品やサプライ品を揃えるため、初期費用に結構な金額がかかります。

そのためにハンドガンを冬用、夏用と幾つも揃えるのは金額的にも厳しく、どうしても夏に使っていたガスブロをそのまま継続して使い続けるしかないのが現状でしょう。

ベテランゲーマーほど冬サバゲーでもガスブロにこだわる理由とは?

冬サバゲーでもベテランゲーマーさんほど、ガスブローバックハンドガンにこだわる傾向にあります。

その理由はズバリ、ガスブロでないと味わえないリアル感、臨場感があるからです。

前述したように、ijirareも冬でも安定した作動性を求めて電動ハンドガンの「G18C」を買ったことがあります。

しかし、真冬の夜戦でも安定した作動は見せてくれたのですが、2回ほどゲームで使用した後は、Ijirareの愚息のサイドアームにジョブチェンジしたのです。

ijirareが冬サバゲーでもガスブローバックガンから離れられない理由とは

ijirareが冬サバゲーでもガスブロにこだわる一番の理由は、発射音です。

電動ハンドガンをサバゲーで使えば、冬でも安定した作動を見せてくれます。しかし、発射音が残念なのです。

セミオートで撃てば「シュポッ、シュポッ、」フルオートで撃てば「シュポポポポポ~」という感じで、ガスブローバックの発射音に馴れたijirareにとっては馴染めないものでした。

さらに、ガスブローバックのM4A1になると、発射音の中にボルトが作動する「ガシャ~ン」という金属音が混じって、その作動音を聞くだけでもテンションが上がります。

冬サバゲーでも安定した作動をするGUNとして電動ハンドガンを導入したのですが、上記の理由でijirareはガスブローバックガンに戻ってしまいました。

冬でもガスブロが快調に動く条件とは?

冬サバゲーに参加した経験のある方にとっては、寒い時期にはガスブローバックガンでは作動が安定しないことは周知の事実ですが、サバゲー未経験の方にはナゼ、ガスブローバックガンが冬に使いにくいのか?という理由が分かりづらいと思います。

そこで、これからサバゲーに参加しようと思っている方向けに、ガスブローバックガンが冬に作動が安定しない理由をご説明します。

この理由を理解すると、冬サバゲーのガスブロ対策が見えてくると思います。

ガスブローバックガンの作動が安定する条件とは?

ガスブローバックガンの作動が安定する条件とは外気温の高さです。

外気温が高ければガスブローバックのガスタンクやマガジンが冷えても直ぐに温まるので、連射しても作動が安定するのです。

では、マガジンやガスタンクが冷えるとなぜ安定しないのか?それはガスブローバックのパワーソースであるリキッドガスが気化する際に、マガジンの表面の熱が必要になるからです。

液体が気体に変質する際には周りの熱を奪う「気化熱」という現象が起きます。

予防接種の時に腕に塗られた消毒用アルコールが”冷や!”と感じるのも、アルコールが蒸発する時に腕の表面の温度を奪っていくからです。これと同じ現象がガスブローバックガンのマガジン表面にも起きます。

マガジン内のリキッドガスが気化する際に、マガジンの表面の熱を奪いながら気体になります。

このマガジン表面の熱が低くなってくると気化に必要な熱が不足して、液体から気体に変質できなくなり、ガス圧も低下して銃口初速も低下します。

そのため、マガジンの表面温度が高い夏場では作動が安定するのですが、外気温が低い冬では、マガジン表面の温度が低いため熱交換がうまくいかずにリキッドガスの気化体積も不足しがちでガス圧が低下します。

さらに撃ち続けるとマガジン表面が冷え切ってしまって、完全に気化できなくなります。その状態でマガジンから出てくるのは気化されなかった液体ガスであり、

これが俗に言う「生ガスが噴く」という現象です。

このことから、冬サバゲーでのガスブロ作動対策は、マガジンの表面温度を冷やさないことだとご理解いただけるのではないでしょうか。

ガスブロマガジンの有効な冷え対策(温め方)とは?

前述の説明で、冬サバゲーでのブローバックガンの対策で有効なのはマガジンやガスタンクの表面温度維持や冷えたマガジンの温度を温めることだどご理解いただけたとおもいます。

では、冬サバゲーでもガスブローバックガンを快調に作動させる有効的な方法が確立されているのでしょうか?

結論を言いますと、本格的なガスブローバックガンが世に出て既に30年以上経った今でも有効的な方法はついに確立されませんでした。

メーカー側も試行錯誤を繰り返したのですが、今のリキッドチャージ式では、冬場でのガスブローバックガンを安定作動させるのは」「さじを投げた」状態だといえます。

しかし、メーカーがさじを投げたとは言え、ユーザー側はせっかく買ったガスブローバックガンを、どうにか冬でも有効に活用する方法を模索する必要に迫られていたのです。

そこで、次はユーザー側がトライアンドエラーで見つけた冬サバゲーでのガスブローバックガンの対策法をご紹介します。

1,ホッカイロ&白金カイロ

サバゲーマーの皆さんが最初に試すガスブローバックガンの冬対策の方法が「貼るカイロ」や「白金カイロ」を使ってマガジンを温めるという方法です。

この方法のメリットはコストが低めなことです。

しかし、注意しなければならない点も幾つかあります。

まず、貼るカイロと白金カイロには、マガジンの表面温度を下げにくくする効果はあっても、一度冷えたマガジンを温め直すほどの能力はありません。

また、両方のカイロは人体の熱が届く所で使用してこそ、初めて発熱するようになっています。そのため、マガジンポーチに貼るカイロだけを入れても保温効果はそれほど高いわけではないのです。

また、白金カイロも中の素材に染み込ませた溶剤を気化させるだけの温度がないと直ぐに火が消えてしまいます。

これに気が付かなかったijirareは、一度に6個もの白金カイロを購入して、失敗した経験があります。繰り返していいます。

貼るカイロ及び白金カイロは人体の熱が届く範囲でのみ発熱が可能です。また、発熱しても、冷えたマガジンを温め直すだけの熱量は期待できません。

2,バッテリー式マガジンウォーマー

現在、冬サバゲーでのガスガン対策として一番実用的なのが、この「バッテリー式マガジンウォーマー」でしょう。

モバイルバッテリーやリポバッテリーをパワーソースにしてガスガン用のマガジンを温められるアイテムです。

その反面、デメリットとしてはコストがかかることと、M4用マガジンだと2本、ハンドガンマガジンでも4本と収容できる本数が少ないことです。

ハンドガンの場合は4本でもどうにかなりそうですが、M4用マガジンの2本は、サバゲーでの実戦では少ないと言わざるをえません。

ガスガンのマガジンは電動ガンに比べて装弾数が少ないので、できれば4~6本の予備マガジンを持ちたいところですが、そのあたりはご自身の軍事予算の兼ね合いで揃えていくしかないと思います。

※おすすめのマガジンウォーマー(2021/01/11追記)

WARCHIEFマガジンウォーマー

引用元:https://youtu.be/X4RKVtfdyGE
WARCHIEFマガジンウォーマー

この記事を書いた2020年12月頃にはおすすめできるバッテリー式マガジンポーチは見当たらなかったのですが、

1年経った2021年1月現在、実用性が高く、コストパフォーマンスも良いモバイルバッテリーを使用するマガジンウォーマーが見つかれましたので、ご紹介をしておきます。

WARCHIEF製マガジンウォーマー

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

WARCHIEF Portable heating constant temperature PISTOL CASE SLEEVE MC
価格:5480円(税込、送料別) (2021/1/11時点)

WARCHIEF製マガジンウォーマー。モバイルバッテリーを使用してハンドガン用のマガジンを温める。着脱式モールを外せばプレキャリやチェストリグのベルクロに直付けできる。ハンドガンマガジン2本収納可。温度調整は不可。詳細は上の画像のリンク先をご覧ください。

DOUBLE BELL マガジンウォーマーポーチ

DOUBLE BELLマガジンウォーマーポーチ

引用元:https://youtu.be/EQ9rbZTm2FQ
DOUBLE BELLマガジンウォーマーポーチ

DOUBLEBELL製のマガジンウォーマーポーチです。WARCHIEF製との違いはM4用のマガジンを2本とハンドガン用マガジン2本が同時に収納でき、3段階の温度調整機能が付いているところです。

モバイルバッテリーを使用するマガジンウォーマーはえげつないほど電力を消費します。フィールドをお使いになるなら、500hmAのバッテリーを最低でも2本、できれば3本は持って行かれることをおすすめします。

また、ウォーマーとなっていますが、あくまでも保温がメインでマガジンを加熱する能力はあまり期待しない方がいいでしょう。

3,食器乾燥機

https://twitter.com/liquid_ayu/status/1186853431543091200

最近のインドアフィールドなどで冬のガスガン対策として見かけるのが、家庭用食器乾燥機をマガジンウォーマーとして設置する方法です。

この方法だと、冷えたマガジンでも、ある程度の温め直しができるので非常に有効的です。しかし、難点としては電源が必要なことです。

設備の整ったインドアフィールドなどでは問題ないのですが、森林フィールドでは電源の確保ができなければ設置は不可能でしょう。

4,ijirare的自作マガジンウォーマー

4番目にご案内するのは、ijirareが実際に森林フィールドで行っていた自作のマガジンウォーマーです。

用意するのはレンジで温める湯たんぽを2つ、発泡スチロール製のボックスを一個、これを2セット用意します。

 「レンジ湯たんぽ」はディスカウントショップで1つ1.000円ほど、発泡スチロール製のボックスは釣具店で安く手に入れられます。

使い方は湯たんぽを2つレンジで温めて、1つはボックスの下に、その上にマガジンを並べて上にもう一つのレンジ湯たんぽを載せます。発泡スチロールの断熱効果もあり、この方法で6~8時間のマガジンの保温が可能です。

 使ったマガジンはもう一つのボックスに入れて、使っていないマガジンとの混入を避けておけば、どのマガジンが使用済みかを迷うこともありません。

マガジンの本数が多かったり、ライフル用マガジンを入れるときには、レンジ湯たんぽの個数を増やして、ボックス内で二層、三層に増やすことで対処可能です。

実際、ijirareはこの自作マガジンウォーマーで、ガスブロM4とMP7A1をフィールドで使っていました。興味のある人は、ぜひ一度試されてはいかがでしょうか。

冬サバゲーでガスブロを有効に使うための戦術とは?

ここまで冬サバゲーでのガスブロ対策について、ガスガンの方からご説明しましたが、いくら対策を講じても結局のところは、使う人次第という面もあります。そこで、ここでは冬サバゲーでガスガンを有効に活用するための戦術についてご説明します。

ライフル編

1,電動ガンと正面切っては撃ち合わない、サイドやバックから撃つように立ち回る。

2,一度に発射する数は4発まで、またフルオートは使わずにセミオートだけで勝負する

3,遠距離での撃ち合いは避ける。ガスガンは撃っていくうちに射程距離がドンドン縮まっていくため

 

ハンドガン編

1,撃ち合う直後まで、手で握って温めるか、頬でマガジンを温めて銃にマガジンを装填しない。

2,BB弾をフルロードしない。できればリアルカウント(実銃と同じ装弾数)ぐらいの装弾が望ましい。どうせ、フルロードで装填しても生ガスを噴いて撃ちきれない。

3,リキッドガスを満充填しない。マガジン内の気化スペースを効率よく使うために

4,無駄弾を撃たない、むしろ相手に無駄弾を撃たせて撹乱するように立ち回る

以上、ijirareが考える冬サバゲーでのガスブロの戦術です。

そして最後にお伝えしたいのが、冬の寒い次期にガスブロを使いたいアナタは真性の

ドMだということを自覚してください。

冬サバゲーでのガスブロ対策のまとめ

現在のHFC134aや152aといった冷媒ベースのリキッドガスを気化してBB弾を発射するシステムでは、

メーカー側も寒さ対策に対しては打つ手なしの状況にあることは致し方ないことです。

そこで様々な冬サバゲーでのガスブロ対策をユーザー側で行ってきたわけですが、HFC134aにこだわらなければ有効な対策があります。

それが一部メーカーやショップが普及させようと努力している「CO2ガスガン」です。CO2ガスガンはどれだけ連射しても作動が安定しているのですが、弱点もあります。

そこで、次回のブログテーマでは、この「CO2ガスガン」と「外部ソース式」についてご案内をしたいと思います。では、次のブログで、またお会いしましょう。

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