日頃サバゲーでエアガンを撃ち合って楽しんでいる皆さん、モデルガンにはエアガンにはない魅力や楽しさがあると言ったなら気になりませんか?今般、サバゲーの普及と共にトイガンの主流はBB弾が発射できるエアガンが占めおり、モデルガンは縁遠いものになっています。
FN140DA(アメリカ名:BDA380)とピースブレット
ガーディアン(仮の名)フルカバードスライド
私は勝手にベビードルフィンと呼んでいます。どちらもマルシン製ベレッタM84モデルガンです。 https://t.co/0HtzQNFgtz pic.twitter.com/SB7k6gHesy
— 旭工房 (@asahikoubou) February 19, 2021
しかし、エアガンが登場するまでの間、モデルガンはガンマニアの憧れのアイテムであり、エアガンにはない魅力に溢れている遊び道具です。今回は、老兵の経験を元にモデルガンを知らないサバゲーマーの皆さんに、モデルガンの魅力や、逆にメンドクサイ所なども包み隠さずにご紹介します。
モデルガンとは?エアガンや実銃と何が違うのか?

モデルガンとは実銃の構造を日本の法規制下内で、できるだけ忠実に再現したオモチャの鉄砲の総称です。現在のサバゲーが普及する前の1980年代半ばまで、オモチャの鉄砲のことと言えばモデルガンのことでした。
ただ、オモチャの鉄砲といっても模造銃という扱いで、初期のモデルガンは見た目も質感も一目では実銃と区別しにくい物でした。そのため犯罪に使われるケースが出てきたため、銃刀法によってモデルガンと実銃を区別しやすいように規制されたのです。
モデルガンと実銃との違い
・材質は衝撃に弱い亜鉛ダイキャスト製
・金属製ハンドガンは銃口を塞いで鋼材インサートが入れられている
・リボルバーは金属製、プラ製に関わらずシリンダー前面にインサートで覆われている
・金属製ハンドガンは白、もしくは黄色(金色)に塗られている
・長物は黒でも構わないが銃身内は塞がれている
このようにモデルガンは規制されているのですが、隠匿性が高く、犯罪に利用されやすい金属製ハンドガンは特に長物よりも厳しい規制が課せられています。
モデルガンとエアガンの違い
では次にモデルガンとエアガンの違いを見てみましょう
モデルガンとエアガンとの違い
・モデルガンはBB弾を発射できない
・代わりに装填や排莢といったアクションを楽しめる
・エアガンでは再現しきれない実銃の構造を再現している
・火薬を発火させて作動を楽しむ
・銃の雰囲気や質感がエアガンよりも数段高いレベルで楽しめる
ここに述べたことが実銃とモデルガン、エアガンとモデルガンの基本的な違いですが、その他の細かな違いについては、これから述べる「モデルガンの遊び方」でご説明します。
おすすめのモデルガン1,タナカワークス コルト・パイソン
モデルガンの楽しみ方1,発火させて楽しむ

モデルガンの楽しみ方の一つ目は、火薬を発火させて作動やアクションを楽しむことです。この火薬を「火薬を発火させる」という意味をご存知ない方にご説明します。現在の銃はメタリックカートリッジという弾薬を使用します。
実銃を模したモデルガンですからこの「メタリックカートリッジ」を真似たモデルガン用カートリッジ(以下、カートと書きます)が付属しています。このカート内に火薬を装填して銃の薬室で発火させて遊ぶのです。
モデルガンに使用される火薬とは?
モデルガンのキャバは初めて
シリンダーの動作音はランパントに変えると最高にロック pic.twitter.com/cnw4xyBttB
— DIG THUNDER MOUNTAIN RAILROAD Co. (@DTM_R_R_) February 16, 2021
現在のモデルガンでは「キャップ火薬」という規格の火薬が使われています。モデルガンの作動性はこのキャップ火薬の登場で爆発的に向上しました。キャップ火薬には7ミリと5ミリのサイズがあり、それぞれブローバック用とスタンダードに分かれています。ブローバック火薬とスタンダード火薬の違いは燃焼速度にあります。
出てきた
MGキャップ pic.twitter.com/xABE3vhYNX— さいはての サンダーロード (@fang0045) November 5, 2019
リボルバーなどに使うスタンダードタイプは燃焼速度が速く、瞬間的に発火して破裂音と火炎を放出します。対してブローバックタイプはゆっくりと燃焼することでスライドがブローバックして排莢するまで、火薬の燃焼ガス圧を保つようになっています。この違いは実銃の黒色火薬とニトロセルロース系スモークレスパウダーの関係に似ています。
このあったりの情報は、また別のブログで機会があればご説明します。話がそれましたが、この火薬の違いが出た背景は、モデルガンのカートと発火システムによるものです。
モデルガンのカートと前撃針について
GM-7.5(モデルガン)のデトネーターゴムが100発以上の発火で破損。
ただ、自分が昔持っていたタ○カのSigやマル○ンの1911はいずれも100発程の発火でバレル、スライドが破損していたのでこのモデルが如何に優秀なのかが身にしみて感じられるんだよネ…
ヽ(=´▽`=)ノ pic.twitter.com/4vl85HIDEV— (@rin1911gun) January 31, 2021
実銃の雷管でも、モデルガンのキャップ火薬でも発火させるには衝撃を与える必要があります。実銃の場合ではファイアリングピンで雷管を突くことで発火させますが、モデルガンの場合では、カート内に装填した火薬を発火させるためにバレル内に「前撃針(デトネーター)」があり、これによってカート内の火薬に衝撃を加え発火させるのです。
では、このデトネーターとブローバック火薬にどんな関係があるのか?それはモデルガンのカートの形状について理解する必要があります。
モデルガンのカートの種類
モデルガンは発火する派と言っておきながら、今まで機会がなくオープンデトネーター形式を試射した事がなかった。今回入手したモノはそれにあたり、CPとは音量や煙の出具合がやはり違いますね。特にカートが軽いので飛びが良い!近年、この方法が復活したのが分かる気がします。 #モデルガン pic.twitter.com/HYqgur6stY
— 清水技研@3D CADガンスミス (@ShimizuTechLab) June 8, 2018
モデルガンのブローバックシステムを実用化したのは旧MGCのオープンデトネーター方式によるものです。このオープンデトネーター方式とは、デトネーター前部の中央にわずかなスペースを設けて、火薬の燃焼圧力の一部を貯め込みます。発火時の最初の圧力でカートを後方に吹き飛ばしてスライドをブローバックさせて。
カートがデトネータから離れた瞬間に、スペースに溜まっていた残りのガス圧で発射音を出すのです。このため、このデトネーター方式に使われるカートは実銃の空薬莢のような形状をしています。これが「オープンカート方式」と呼ばれるカートです。
このシステムを開発したのは現タニオ・コバの社長である小林太三氏で、もう一つのカート形式である「閉鎖系カート」が登場するまで唯一のものでした。
もう一つのカート形式「閉鎖系カート」
マルシン工業 モデルガン 完成品 プラグファイアーカートリッジ式ブローバック モーゼル M712 ブラックABS
ふふふ(・∀・)ふふふふふ
あ、コレは資料ですよ。趣味じゃないですよ? pic.twitter.com/fClQZ3wFKb— ナカタガイガ高菜(カタタタキ多々鷹) (@neznekanakat) October 21, 2016
オープンデトネーターに対して、カートリッジ内部に火薬を密閉して発火させ、燃焼ガスを効率よく使おうと考案されたのが「閉鎖系カート」と呼ばれる形式です。このシステムを最初に実用化したのがマルシン工業の「プラグファイアーカート」です。
この閉鎖系カートは拡張性が高く、オープンデトネーター式がキャップ火薬1個しかセットでできないのに対して、今般では1~4個までセットできるものがあり、より強力なマズルフラッシュと激発音を楽しめるようになっています。
ちなみにオープンデトネーター方式の開発元であったMGCも後年に「CPカート」という閉鎖系カートに移行しており、現タニオ・コバのGM7シリーズも使い捨てカートからCPカートに移りつつあります。
100%発火させるなら「センターファイアー方式」
https://t.co/Jo9hQ9R2Zy
WA コマンダー カッツコンペンセイター・カスタム。ステンレスパーツ満載のコマンダーカスタムに、アルミ製コンプを付けた豪華モデル。センターファイアー化されたのもWAのコマンダーカスタムからでしたw#WA,#コマンダーカスタム,#モデルガン pic.twitter.com/dAKtnDBQzw— お座敷シューターズ.com (@baradagi3) March 4, 2020
さて、オートマチックタイプのハンドガンを発火させるにはもう一つの条件があります。それはハンマーの打撃力を薬室内に伝えるファイアリングピンの形状です。金属製モデルガンは銃刀法によりスライド内部にファイアリングピンを置くことを禁止しています。
そのため、スライド内にはファイアリングピンの代わりに、カートのサイドを押す「ファイアリングプレート」となっているのです。このファイアリングプレートは衝撃が分散しやすく、火薬が不発になることも珍しくなかったのです。しかし、金属製では禁止されているセンターファイアー方式も、樹脂製のモデルガンでは実用化されています。
サイドプレートに比べて一転集中で衝撃の伝わりやすいセンタファイアー方式ならほぼ100%の発火をします。モデルガンで気持ちのいい連射を楽しみたいなら、プラ製ハンドガンのセンターファイアー方式がおすすめです。
おすすめのモデルガン2 タニオ・コバGM7.5
MGC副社長時代からガバメントのモデルガンに生涯をかけた小林太三氏の渾身のモデルです。当初は樹脂製の使い捨てカート仕様でしたが、現在は7.5に進化して アルマライト仕様のカートとなり、より使いやすくなっています。
モデルガンの楽しみ方2,リアルさを楽しむ

モデルガンの楽しみ方の二つ目は「リアルさを楽しむ」ことです。その最大のものが空ケースを排莢するアクションです。発射の度に空ケースが蹴り出される様子は、エアガンでは感じられないカタルシスを覚えます。MGCのイングラムM11などは、30発のカートを僅か1.5秒で排出するか「カートシャワー」を楽しめます。
その代わり、カートの準備に結構な時間がかかるのですが・・・この準備も含めて、空薬莢がばら撒かれる様子を想像しながら火薬を詰めるのも、モデルガンの楽しみ方の一つです。また、モデルガンのリアルさは排莢などの作動ばかりではありません。内部のメカニズムのリアルさも楽しみの一つです。
モデルガンのリアルさ1,エキストラクター、エジェクターの存在
https://t.co/u68n0NvG3f
CAW ゴールドカップ NM。やっと手に入れました。普及版のNMはこれしか無いのに、絶対セミカスタムよりも生産量が少ないと思うw#CAW #モデルガン pic.twitter.com/RSjGxzGgqB— お座敷シューターズ.com (@baradagi3) February 16, 2021
オート系モデルガンには、空ケースを引き出すためのエキストラクターと、それを蹴りだすためのエジェクターが付いています。これはケースレスのエアガンにはないリアルさです。更には実銃同様のマガジンにカートを詰め、マガジンを引くとブラスチェック(スライドを引いて銃弾があることをチェックすること)も楽しめるのです。
エアガンの場合にはBB弾とガスポートが見えてリアルさが微塵も感じられませんが、モデルガンの場合では実銃さながらの雰囲気を楽しめます。
モデルガンのリアルさ2、各レバー部がほとんどライブ
洋書を「インテリア」のカテゴリで出品したら「書籍」の時より売れたという話を聞きます。
雰囲気を楽しむという意味では#モデルガン も装飾品かもしれませんね。 pic.twitter.com/HKEaUhmSgv— ランチパッド (@launchpad_9) February 18, 2021
エアガンの場合、コストを下げるために必要のないレバーやピン類はダミーかモールドで処理されています。その中でも一番残念なのが「ファイアリングピン」の省略です。特に東京マルイのガスブローバックハンドガンでは、スライド後端のファイアリングピンが省略されて、六角レンチになっているのが堪らなく悲しかったのです。
メーカーや仕様によって違いはあるが、70年代後半までのモデルガンには、当たり前の様にパーティングラインが残っていた。その後は、外側のみ処理された。それでも充分に満足出来ていた頃が懐かしいです。#MGC #モデルガン #アメ横 #ボンドショップ pic.twitter.com/iDRTBX2Pmp
— Dream Garage KURO (@kuro965kz) February 21, 2021
また、ベレッタ92シリーズのスライドには、セフティーONと共に上に回転するファイアリングピン、トリガーを引ききった時だけせり上がるファイアリングピンブロックリフターといった楽しいギミックがあるのですが、エアガンでは再現しきれないこれらのギミックをモデルガンでは再現してくれています。こういった所にもエアガンにはないリアルさを感じさせてくれます。
モデルガンのリアルさ3、機関部のリアルさ
お陰で直りました
修正#バイク好きと繋がりたい #バイク乗りと繋がりたい #モデルガン pic.twitter.com/5FR2M9KRhs— delete (@manmugnoway) February 20, 2021
モデルガンでは発火させたあとのクリーニングとメンテは欠かせません。そのためにほぼ実銃どおりの通常分解ができるのですが、この時に見える機関部の構造がとてもリアルなのです。例えば、M4系電動ガンの場合には、アッパーフレームを持ち上げるとメカボックスが鎮座しており、リアルさのかけらもありません。
また、M4ガスブロタイプでも、電動ガンよりはましですが、作動を良くするためのアレンジが施されて、プチリアルぐらいのレベルです。それに比べてモデルガンではできる限り実銃に近づけて再現されています。
タニオコバ モデルガンを
分解して見てみたい😷🙌何か気になるなぁ〜😋w
TANIO-KOBA タニオコバ
モデルガン M4 10.5in ショート
ブローバック CQB 発火式 pic.twitter.com/DWBmjz7Ypa— HILOG (@HILOG2017) April 28, 2020
そのため、実銃に恋焦がれるガンマニアがM4系モデルガンをテイクダウンして内部を見ると、それだけでご飯3杯いけるほどの満足感を感じます。このように、モデルガンは弾が飛ばないことと引き換えにリアルさを満喫するためのアイテムなのです。
おすすめのモデルガン3,CAW イングラムM11
旧MGCのイングラムM11の復刻版です。1200発/分という発射性能をモデルガンで完璧に再現しています。30発のカートを僅か1.5秒で撃ち尽くす様は、撃っていて何とも言えない爽快感を感じさせてくれます。その分、火薬詰めの手間と、撃ち終わったカートの回収が大変ですが、それもモデルガンの楽しみ方の一つと思って楽しみましょう。
モデルガンを楽しむコツ

モデルガンの楽しみ方はご理解いただけたでしょうか?では、ここからは実際にモデルガンを楽しむのに必要なちょっとしたコツをご案内します。
1,発火させた後は必ずクリーニングを
発火モデルガンの清掃完了 pic.twitter.com/kleBjCMq7r
— ガルム工房 門家@くくたん (@GarmBrigade1940) February 14, 2021
エアガンと比べるとモデルガンは火薬で作動させる分だけかなり繊細な道具です。その中でも発火させた後のクリーニングは欠かせません。一発でも発火させたなら必ずバレル内、リボルバーの場合にはシリンダー前面のインサート部、カート、デトネーター、マガジン上部のクリーニングを徹底しましょう。
先週のモデルガン発火後の掃除時の写真。 pic.twitter.com/DxAvSrG0cF
— ユウジ/愛銃垂れ流し野郎 (@taks34210) February 19, 2021
実銃の場合ではオイルでクリーニングしますが、モデルガンの場合ではカートやデトネータ、バレルは水に浸して火薬の燃えカスを取り除いた後にオイルを吹きかけておきましょう。スライド内のブリーチブロック、マガジンの上面は布で火薬の燃えカスを取り除いた後にオイルを吹きかけます。
初めて買った金属製モデルガンが、このコクサイM19の4インチです。
プラグリップはもうどこかへ行ってしまったけど、長いつきあいですね。 pic.twitter.com/hJhfCPc3R6— コダマジンガー@MGG (@peso70) February 19, 2021
リボルバーのシリンダーは、取り外して水に浸けるか、取り外せない時には歯ブラシなどで火薬カスを取り除いた後にオイルを吹きかけて下さい。これを怠ると必ず錆びます。
金属製はもちろんのこと、プラ製でも内部の金属パーツが必ず錆びて悲しいことになります。
2,モデルガンを楽しむコツ2,定期的なメンテを
モデルガンに興味が有り次にm1911系が欲しくてモデルガン詳しい上司に色々聞いてたらまさかのKimberを譲って頂けて感動で震えてる。
アフターケアは任せなさいとも言われたので色々教えてもらおう pic.twitter.com/QMzL4W5Ntp
— ンメーリ (@Nmeri00912) February 15, 2021
モデルガンは定期的なメンテが必要です。各可動パーツの劣化や破損、作動によるネジの緩みなどをチェックして時にはパーツの交換を行いましょう。一番劣化しやすいのが、オートならエキストラクターとエジェクター、リボルバーならハンマーノーズとシリンダーヨーク、シリンダーを回転させるハンドというパーツです。これらのパーツを定期的にチェックしてください。
3,モデルガンを楽しむコツ3,取り扱いは優しく
発火するとバレルが割れてしまうMGCガバメントを、今発火したい。ということで試してみました。参考にどうぞ。https://t.co/oapFZ6K1U7
— sho- mg (@shomg4) February 14, 2021
金属製モデルガン、特に長物は特定の場所が思うよりも華奢にできています。モデルガンは素材に亜鉛ダイキャストという鋳物を使っているので案外と脆いのです。老兵は昔、XM177E2というモデルガンを地面に叩きつけて首(バレルとフレームの結合部)を叩き折った悲しい経験があります。金属製と過信して起きた悲劇です。モデルガンは金属フレームのエアガンよりも脆いものだとご承知ください。
4,モデルガンを楽しむコツ4,あたりが出ない時には擦り合わせも
モーゼル通常調整分解、モデルガンは買った新品はまず動かないので自分は細かいカミヤスリと、スポンジヤスリで丁寧にバリ落とし、擦り合わせをする。稼働部を平らにつるつるにすると、よく動くようになる。 pic.twitter.com/eRDGjgVZ8n
— ランド(アーチャースキル習得中) (@kmgdtky) September 23, 2015
今般のモデルガンは調整なしで快調に作動します。しかし、メーカーや個体のバラつきによって時には作動が安定しない物もあります。そういった個体に当たった場合には、根気よく調整を繰り返して擦り合わせを行ってください。モデルガンはエアガンよりもはるかに手間がかかる遊び道具です。しかし、手をかけた分だけ愛着が湧いてアナタの愛銃になってくれるでしょう。
5,モデルガンを楽しむコツ5,カートは消耗品と心得よ
モデルガンカートリッジ整理中
画像のものはほんの一部ですがパッと見でも9mmが圧倒的に多いみたいです。 pic.twitter.com/hWATvJXzZ7— トイガン愛好家 (@Toygun_Lover) May 3, 2020
モデルガンはカートリッジを使用して楽しむものです。そしてそのカートリッジは使い続けるうちに劣化します。エキストラクターで引き出すタイプならオート、ボルトアクション、ポンプアクション、レバーアクションを問わずにリムが変形して使えなくなります。
また、ブローバックモデルでは飛んで行ったカートのいくつかは必ず行方不明になります。これは屋外だけでなく、部屋撃ちでも同じです。このようにモデルガンのカートは使ううちに無くなる、もしくは劣化で使えなくなる消耗品と心得てください。
おすすめのモデルガン4 ハートフォードSAA
「西部を開拓した銃」として有名な「コルト・シングルアクション・アーミー」のモデルガンです。アメリカの魂というべき銃でしょう。シンプルなデザイン、堅牢な構造、今もって多く人を魅了しています。このモデルは組み立てキットなので、お好みに合わせて表面仕上げを行えます。
モデルガンの楽しみ方:まとめ

今回は、モデルガンの中でも発火式モデルガンについてご案内しました。モデルガンにはこの他にもダミーカート仕様といったタイプもあるのですが、文字数の関係でそれらについては別の機会に譲ります。また、今回は触れていませんが楽しみ方の中には「表面処理を楽しむ」という方法もあります。これらもブルーイングやヘアライン加工、チェッカリングなどがあるのですが、これもまたいずれ機会がある時にご紹介します。
タナカさんからP229のモデルガンが発売されるまで、ダミーカート仕様のP229自慢できるかな?
発売されるのは357SIGで持ってるはガスガンベースの9mmParaだから、刻印は違う形になるよね。#モデルガン pic.twitter.com/sz3ixzwjoe— スッピー(現実逃避から良い事あって少し復活) (@cerberus_2000) February 17, 2021
モデルガンとエアガンの違いは、例えて言うならば誰でも楽しめる国産スポーツカーと、マニアが苦労して調子を維持しながら楽しむ外国製スポーツカーと言っていいでしょう。気楽に楽しめるエアガンがあるのに、わざわざ手間のかかるモデルガンを楽しむのは、エアガンでは感じられない味があるからです。エアガンしか触れたことのないサバゲーマーの皆さん、機会があればモデルガンにも触れてみてください。