リアルな銃の描写と迫力あるガンアクションでアニメファンやガンマニアの間でも人気の高いアニメ「ヨルムンガンド」。
今回はココたちの武器商人部隊と殺し屋オーケストラとの銃撃戦エピソードの続きです。
特に中盤からはチナツのリベンジエピソードがメインになります。

今回もガンマニアが見て「ニヤリ!」となりそうなレアな銃器がリアルに描写されています。
その中でも見どころはブローニングM2マシンガンの威力の描写と、

338ラプア・マグナムを使ったブレイザーR93による900mのロングレンジスナイピングでしょう。
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当ブログはGUN業界の専門用語が頻繁に登場しますが、初心者でも理解しやすいように画像を交えながら解説いたします。
ヨルムンガンド:チナツのリベンジの銃撃戦のあらすじ

ドバイの市街地でターゲットのココを襲撃する殺し屋「オーケストラ」の師匠とチナツ。
アサルトライフルのAKS-47や40㎜グレネードランチャーまで持ち出して、撃ち合いはまるで市街戦さながらの様相を呈しています。

この突然の殺し屋たちの襲撃にも、武器商人部隊の連携によりココはヨナに連れられて海沿いの道路へと非難します。
襲撃現場から非難したヨナとココに気づいた「オーケストラ」の師匠とチナツは、さらにデンジャラスな武器を積んだピックアップトラックで2人の後を追います。
ヨルムンガンド:オーケストラの師匠の銃「IMIネゲブLMG」

銃撃現場から逃避したココとヨナの後をピックアップトラックで追うオーケストラの師匠とチナツ。
この時にオーケストラの師匠が乱射する銃が、
イスラエルの銃器メーカーIMI(現在はIWI)製の分隊支援火器「ネゲブ」という実にレアなアイテムです。
イスラエルの代表的なアサルトライフル「ガリル」と、
NATO諸国を中心に多くの国の分隊支援火器として採用されている「FN M249ミニミSAW」を足して二で割ったようなライトマシンガンです。
ヨルムンガンド第4話に登場の銃:「IMIネゲブ分隊支援火器」とは?」

イスラエルの官営武器製造会社IMIに設計されたネゲブは、イスラエルの風土に合わせて開発された分隊支援火器です。
口径はイスラエルのアサルトライフル「ガリル」やM4A1カービンと共通の5.56×45㎜NATO弾です。
2005年以降はIMIの小火器部門が独立し設立されたイスラエル・ウェポン・インダストリーズ(IWI)社に販売や改修の権利が移っています。
砂漠の国イスラエルが開発する自動小火器とは?

イスラエルは砂漠に囲まれた国家です。
そういった風土で武器を使えば細かい砂ホコリが銃の内部に入り込み作動不良を引き起こします。
中国戦線に参加した旧帝国陸軍兵士の38式や99式小銃も、細かい砂ぼこりが小銃の機関部に入り込んだため、急遽機関部にダストカバーを付けたのは有名な話です。

イスラエルも当初は分隊支援火器にFNミニミM249SAWを試験的に採用したのですが、
砂漠地帯の砂塵・熱などイスラエルの過酷な環境下で使うにはより適した改修が必要だったのです。
そこで砂漠の風土に適した分隊支援火器の開発の参考にされたのがガリルです。
ガリルはイスラエル地帯の砂塵・熱などの過酷な環境下での作動不良に対応するために開発されたアサルトライフルです。
このガリルのノウハウとミニミのデザインを参考に開発されたのがネゲブ分隊支援火器です。
ガリルの電動ガンについて

さてこのIMIネゲブですが現在はどこのメーカーからもエアガンとしてモデル化はされていません。
そこで、同じイスラエルのアサルトライフルであるガリルの電動ガンをご紹介します。
ガリルは海外製エアガンメーカーのICSより電動ガンがリリースされています。
AKを参考にしてイスラエルの風土に対応したガリルアサルトライフル、ファンも多い電動ガンです。
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ヨルムンガンド:チナツの銃「ブローニングM2ヘビーマシンガン」

さて、銃撃戦の現場から逃避したヨナとココを追うオーケストラのチナツのピックアップトラックにはとんでもない武器が積載されています。
それはなんと「ブローニングM2ヘビーマシンガン」!
ハッキリ言って対人用の殺傷武器としては掟破りと言っていいほどの威力の高い武器です。
もともとブローニングM2ヘビーマシンガンに使われる.50BMGというカートリッジは、対人用というよりも車載/艦載の対航空機用の弾薬として開発されたものです。
この.50BMGの開発時に参考にしたのがドイツの対戦車用ライフルのカートリッジであるマウザー13.2x92mm TuF弾であることからも、
対人用としてこのブローニングM2ヘビーマシンガンを使うことが、いかにキチガイじみているのか!が分かるでしょう。
ブローニングM2ヘビーマシンガンの威力とは?

マオ「ヤバい、ヤバい、ヤバい!ココさん、奴らリアシートにM2重機関銃を固定している!」
ココ「な....何考えてんの!」
(アニメ中のココとマオのセリフのやりとり)
上のセリフはチナツの運転するピックアップトラックのリアシートにブローニングM2ヘビーマシンガンが載せられていることに気づいたマオのセリフです。
では、なぜここまでココとマオは驚いているのでしょうか?
それは武器商人である彼らがブローニングM2ヘビーマシンガンの威力の凄さを知り尽くしているからでしょう。
ブローニングM2ヘビーマシンガンに使われる.50BMGは、遠距離狙撃に使われるほど威力の高いカートリッジですが、
元々は対人用というよりもアンチマテリアル(対物用)ライフルとして運用されるカートリッジです。

対物用ライフルとは、かつての対戦車ライフルに相当し、土嚢や壁などの障害物に隠れる敵や、軽車両に対して損傷を与える事も可能な威力を持つライフルです。
そのため、普通の乗用車のボディどころか、鉄道の厚さ4㎜のレールさえいとも簡単に紙のように貫通してしまいます。
アニメ中でヨナがブローニングM2ヘビーマシンガンの射線を避けるためにココを海に引っ張り込むのも、
ウゴが車止めにワザと衝突させて車体を直立させることで、
ブローニングM2ヘビーマシンガンの射線からキャビンを逸らして乗員のダメージを避けたのも
自動車のボディーやドアなどを紙のように貫通した後にでも、
残存エネルギーの有り余った.50BMGのブレットによってココがダメージを受けるのを避けるためでしょう。
ブローニングM2ヘビーマシンガンの電動ガンは?

さてこのブローニングM2ヘビーマシンガンですが、サバゲーで使おうか!という猛者はなかなかいないと思います。
しかし、例えばサバゲーでなくても、ある部隊の作戦や状況の再現を楽しむヒストリカル・リエナクトメントでの小道具として使いたいという需要が一定数はあるようです。
筆者の住む田舎では、ジープにブローニングM2ヘビーマシンガンを載せて走るマニアがいます。
そういった方向けにブローニングM2ヘビーマシンガンの電動ガンをご紹介します。
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ヨルムンガンド:チナツの運命を変えた銃「ブレーザー R93 タクティカル」

掟破りのブローニングM2ヘビーマシンガンまで使ってココとヨナを追い詰めたように見えたオーケストラの師匠とチナツですが、
実は追い詰められていたのはチナツたちの方でした。
コンテナの陰に隠れた所から、目のすぐ前にココの姿を見つけた師匠は、
冷静さを失いチナツが止めるのにも関わらず、コンテナの陰からココの方に一歩近寄ります。
しかし、師匠が道路に身を現した瞬間、900m先のビルの屋上にスナイピングポイントを構えたワイリーとルッツから狙撃されます。

(ワイリー)「ハートショット ヒット」
「崩れ落ちひざで一瞬止まる」
「ヘッドショット エイム ファイア」
「ヘッドショット」
(ココ)「着弾と発射音がこれだけ離れる ルツが撃った」
「338ラプアマグナムによる遠距離狙撃だ」
「実に900メートル」
あれほどAKS47やIMIネゲブで派手に乱射していたオーケストラの師匠ですが、
.338ラプア・マグナムの2ショットで制圧されました。
ヨルムンガンド:ルツの撃った.338ラプア・マグナムとは

ルツは今回の狙撃で.338ラプア・マグナム弾を使っているのですが、アニメでこんなマニアックなカートリッジが登場するのはヨルムンガンドぐらいのものでしょう。
では、その.338ラプア・マグナム弾とはどんな弾薬なのでしょうか?
.338ラプア・マグナム弾は 世界で初めて「軍用狙撃銃弾薬」として設計・開発されたボトルネック弾薬です。
この.338ラプア・マグナム弾が開発されたキッカケとなったのが
「1, 000m先の軍用ボディーアーマーを貫通する可能性のある長距離狙撃用カートリッジを造ってよ~」
というアメリカ海兵隊のワガママな要請によるものですね。
8.6×70mm あるいは 8.58×70mm としても知られているこのカートリッジは、
1,000メートル (1,090 yd) までの距離であれば高性能な軍用ボディー・アーマーを貫くことができ、
最大有効射程は 1,750メートル (1,910 yd) というスペックを持っていると言われています。
ちなみにこの.338ラプア・マグナムの狙撃殺害最長記録は2009年に出された2,475 mです。
ただ、対人狙撃に拘らなければ2017年に3, 540メートル先のISIS戦闘機をMcMillan TAC-50で狙撃したという記録があります。
海兵隊が.338ラプア・マグナムに求めたのは 、7.62×51mm NATO弾 のような標準的な軍用装弾と、
.50 BMG を発射する大型の重量のあるライフルとの間のギャップを埋めるスペックだったといわれています。
では遠距離狙撃でも十分な.50BMGがあるにもかかわらず、あえて.338ラプア・マグナムを海兵隊は欲しがったのか?
ここからは憶測になります。
海兵隊が.338ラプア・マグナムを欲しがった理由
- 弾頭が小さくなると傾向性が良くなり兵士の負担が減る
- 弾頭が.50BMGよりも小さいため空気抵抗による弾道の落下係数が小さくなり、より低伸弾道性が上がる
- 対人狙撃をするのに毎回、毎回、クソ重たいバレットM82A1のような大型ライフルを使うのはかったるい
- 12.7㎜の.50BMGよりも8.6㎜弾頭の.338ラプア・マグナムのほうがリコイルが軽減される
といったところでないかと個人的には感じているのです。
ブレーザーR93タクティカルのエアガン
現在、サバゲーフィールドで見かけるスナイパーのほとんどが、「VSR-10」「L96AWS」「M40A5」といった東京マルイのボルトアクションライフルで狙撃を楽しんでいるのではないでしょうか?
しかし、「オレはそんな人と被るライフルはイヤだ!」という方もいらっしゃるでしょう。
そういった他人と同じ狙撃銃を使うのがイヤな方にとっては、

ヨルムンガンドに登場したブレーザーR93タクティカルとほぼ同じモデルのエアガン、King Arms 製の「 Blaser R93 LRS1 」はいかがでしょうか?
独特のストレートプルコッキングを再現して、0.25gBBを使えば50m先の人間大のターゲットならほぼ必中の「 Blaser R93 LRS1 」は、
個性的なエアガンで狙撃を楽しみたい方にはおすすめです。
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ヨルムンガンド第4話:ココとチナツ、屋上の決着

目の前で師匠の死を目にしたチナツは、半狂乱になりながらもココへの復讐を絶叫しながら、レームたち武器商人部隊の追撃をからくも逃れます。

ココへの襲撃に失敗して師匠を亡き者にされたチナツは、
3日後の夜、ココたちが滞在するホテルの外壁をよじ登り、ホテルへの侵入を謀ってリベンジを果たそうとします。
(ココ)「動くな!私に銃を向けた瞬間、死ぬぞ!」
やっとの思い出屋上に辿り着いたチナツを待っていたのは、チナツの襲撃を予想して待ち構えていたココの警告だったのです。
そして、向いのビルの屋上にはチナツの屋上からのルート取りを予想して、レームがレミントンM700を構えて待機しています。
チナツに勘の良さ、危機を察知する能力の高さは、元デルタフォース出身のレームも認めるほどです。

このココの警告により、チナツは既に自分がココの部隊のワナに嵌められたことを、
レームのスコープの照準に自分が既に捉えられていることを瞬時に悟ります。
(チナツ)「師匠を撃った奴よりすご腕か?いる方向、見当すらつかない、負けた」
ココの下で生き残ることよりも殺し屋としての矜持を守ったチナツ

自分が圧倒的に不利である状況を悟ったチナツは、自分がいつも使っているM84ではなく、師匠の愛銃だったベレッタM8000クーガを床に置きます。
おそらく、チナツはこの師匠の愛銃でココを葬ることで敵討ちをするつもりだったのでしょう。
そのチナツに対してココはこう言います。
(ココ)「そう、私は君を気に入り始めた 飼ってやってもいい 考えろ」
そう、ココはこのJK風殺し屋のチナツの能力を認めて仲間になれと誘うのです。
しかし、それに対してチナツはこう即答します。
(チナツ)「無理だ 私はお前を許せない 3日と待てないほどに」
「見損なうな武器商人 我々は誰の下にもつかない」

ココにそう言い放ち、隠し持っていた自分の愛銃であるベレッタM84をココに向けます。
しかし、その瞬間、ココに向けた銃は狙撃によって弾き飛ばされ、2発目で自分の身体を銃弾で貫かれたのです。
こうして、ココたち武器商人部隊と、殺し屋オーケストラの師匠とチナツとの闘いは幕を閉じます。
ヨルムンガンド:チナツのリベンジの銃撃戦のまとめ

今回はヨルムンガンド第4話をダイジェスト風に解説しながら、登場する武器や弾薬の背景などをガンオタクの目線で語りました。
個人的には今回メインでご紹介したキャラクター、チナツがとても魅力的に感じます。
この第4話ではチナツが殺し屋になった経緯が過去の思い出として断片的に示されたり、今後はココたちの後を追いまわすCIAエージェントのスケアクロウなども登場しています。
これらの全てのエピソードを全て見て頂くとより一層「ヨルムンガンド」の面白さやガンアクションアニメとしての凄さが伝わると思います。
できればアニメ本編で「ヨルムンガンド」をご覧ください。
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