東京マルイのガスブローバックガン デトニクスコンバットマスターは
、アニメ「リコリス・リコイル」に登場するキャラクター錦木千束の装備するカスタムガンのベースガンとして注目を浴びています。
エアガンファンの中には「この千束スペシャルを再現するぜ!」と思っている猛者もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は千束スペシャルのベースガンであるデトニクスコンバットマスターの特徴やスペックをご紹介すると共に、
千束のデトニクスコンバットマスターがどこまで再現できるのか?を探っていきましょう。
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東京マルイのデトニクス.45コンバットマスターとは

デトニクス.45 コンバットマスター は2007年10月に発売された東京マルイのガスブローバックガンです。
フレーム内の内部メカは2006年に発売されたコルト・ガバメントM1911A1を踏襲しながらもスライドには大きな改修を施し、
.45ACPを撃つ大口径コンパクトキャリーガンを再現しています。
デトニクス.45コンバットマスターのスライドは独特のデザインなのですが、
特にスライド後方がスラントした独特の形状に対応するために従来の円筒形のピストンカップではなくD型ピストンカップを採用するなど、各パーツを専用設計。
それによりフルサイズモデルのガスガンに引けを取らないリコイルが再現されています。
東京マルイのデトニクス.45コンバットマスターの特徴

デトニクス.45コンバットマスターで東京マルイは、できるだけ実銃のデトニクス コンバットマスターの特徴を再現することに努めています。
コンシールドキャリーを最優先したデザイン

実銃のデトニクス コンバットマスターの特徴と言えば、コンシールドキャリーができる大口径ハンドガンを目指してデザインされていることです。
そのため、通常5インチバレルのガバメントを3.5インチまで短くし、フレームもグリップできるギリギリまでカット。
ただ3.5インチという短銃身ゆえ、ハイパワーな.45口径ピストルとしてはストローク不足のリコイルユニットに、複数のスプリングを仕込むことで作動信頼性を高めています。
実銃のデトニクスコンバットマスターは3重のリコイルスプリングを仕込んでいますが、
東京マルイのデトニクス.45コンバットマスターではデュエルスプリングシステムにアレンジしています。
アキュラシー(精度)よりもスピードを重視したデザイン
実銃のデトニクス.コンバットマスターはコンシールドキャリーを最優先にしながらも、
同時に瞬時にホルスターからドローしやすくするために、
ハンマーのスパーやテールも短小化したスナッグプルーフ(引っ掛かり防止)も重視したデザインとなっています。

そのためスライド後部上端は大きく切り落とされ、ホルスターから抜いた際にスムーズにスパーへ指を導き、素早くハンマーをコックできるようにデザインされています。
同時にこのデザインはスライドを軽量化して高速に作動させるための工夫であるのです。
東京マルイはデトニクス.45コンバットマスターで、この実銃の外観をできるだけ忠実に再現しています。
後の45オートに影響を与えたコーンバレルの再現

デトニクスコンバットマスターの功績と言えばコーンバレルの考案は外せません。
コーンバレルとはバレルにテーパーを付けた形状のバレルです。
このコーンバレルの功績は、コルトガバメントには付き物だったバレルブッシングとリコイルスプリングプラグを取り除けたことでしょう。
これにより、デトニクスコンバットマスターのスライドスピードは向上し、バレルブッシングによる命中精度への影響からも解放されます。
東京マルイのデトニクス.45コンバットマスターは実銃の「コーンバレル・センタリングシステム」を再現しており命中精度も確保しています。
東京マルイのデトニクス.45コンバットマスターでは、このコーンバレルとリコイルスプリングガイドも忠実に再現されています。
東京マルイのデトニクス.45コンバットマスターの実射スペック
東京マルイのガスブローバックガン デトニクス.45コンバットマスターの実射スペックをまずは初速から見てみましょう。
デトニクス.45コンバットマスターの10発の初速データー
最高 62.28m/s
平均 61.48m/s
最低 60.43m/s
ジュール 0.378J
気温22.6度、
デトニクス.45コンバットマスターはインナーバレル長が74㎜のモデルです。
このサイズのインナーバレルの割には頑張って初速を叩き出しているのではないでしょうか。
同サイズの東京マルイのガスブローバックガンにグロック26とV10ウルトラコンパクトがありますが、
両モデルと比較しても、デトニクス.45コンバットマスターは決して低い初速ではありません。
東京マルイ グロック26初速データー
最高 65.44m/s
平均 63.32m/s
最低 61.61m/s
ジュール 0.401J
73mm(インナーバレル長)
東京マルイV10ウルトラコンパクト初速データー
最高 60.59m/s
平均 59.07m/s
最低 57.48m/s
ジュール 0.349J
74mm (インナーバレル長)
この3丁のコンパクトキャリーガンを並べてみると、このサイズのガスガンの初速は、概ねこのレベルであることが確認できますね。
東京マルイのデトニクス.45コンバットマスターの弾道特性
最初に述べておきます。
デトニクス.45コンバットマスターは遠距離スローファイアーで命中精度を求める銃ではありません。
デトニクス.45コンバットマスターの役割は近距離での対人戦闘にあります。
そのため7ヤード以内(5m)のターゲットに素早くブレットを叩きこむように設計されています。
そういう意味で、東京マルイのデトニクス.45コンバットマスターは、想定された命中精度を大きく凌駕する弾道特性を見せてくれます。
僅か73㎜サイズのインナーバレルなのに、ここまで素直に真っ直ぐ飛ぶのか!と感動を覚えるほどです。
筆者は過去に、コンパクトなのに命中精度が高いと評判の東京マルイのグロック26を所持した時期があったのですが、
このデトニクス.45コンバットマスターもグロック26に劣らない弾道特性を見せてくれます。
実銃のデトニクスコンバットマスターについて

デトニクスコンバットマスターのコンセプトは「安全に.45ACPを発射できる4インチ以下のコンシールドキャリーガン」です。
このコンセプトに元に開発されたデトニクスコンバットマスターマークⅠが市場に初めて登場したのは、1974年のことです。
それまでのファクトリーメイドの大口径コンシールドキャリーガンというものは市場に存在せず、
あったしてもガンスミスがハンドメイドで組み上げたワンオフモデルだけだったのです。
では、この.45ACPという大口径のコンシールドキャリーガンを必要としたのはどんな人達でしょう。
それはアンダーカバーと呼ばれる(私服警官)や非番のオフィサーたちだったのです。
彼らは犯罪者を一撃で行動不能にできる威力を持ち携帯可能な銃を必要としていたのです。
そのため、リボルバーよりも薄型で隠し持ちやすく、抜く際に出っ張りが少なく引っ掛かりにくいデトニクスコンバットマスターが支持されたのです。
アメリカで銃撃戦の経験のある警察官を対象にアンケート調査を行ったところ、
彼らが実際に撃ちあった距離のほとんどが7ヤード(5m)以下だということが判明しました。
そのため、デトニクスコンバットマスターでは前後のサイトも固定で近距離の相手を狙うようにデザインされており、
遠距離のスローファイアーではなく、近距離のコンバットシュートに対応したデザインになっています。
東京マルイのデトニクス.45コンバットマスターで千束カスタムは再現できるか?

今季夏アニメで高い人気を集めている「リコリス・リコイル」ですが、
エアガンファンやサバゲーマーたちの間で話題になっているのが登場キャラクターたちが装備しているハンドガンについてです。
現在のところで判明しているのが、錦木千束の装備している銃の「デトニクスコンバットマスターストライクフェイスカスタム」と、

井之上たきなのS&W P9シルバースライドモデル、

他のリコリスのグロック17,
元DA教官ミカのカスタムガバメントといったところです。

この中で特に熱い注目を集めているのが千束の「デトニクスコンバットマスターストライクフェイスカスタム」です。
「デトニクス.45コンバットマスターストライクフェイスカスタム」の特徴

錦木千束の装備するデトニクスコンバットマスターには銃口部に大きなウェイト?コンペンセイター?状のパーツが付けられています。
このパーツの先端はギザギザの棘上になっており、相手に当てることでダメージを与えられます。
「ストライクフェイス」と言われる所以です。
と同時にマズルウエイトとして発射時の銃口の跳ね上がりを押せえる役割も果たしています。
これにより発射時のマズルリカバリーが速くなり、連射時の照準時間が短くなります。

更に、もし、この「ストライクフェイスパーツ」の上部にポートが設けられていると、
発射ガスの一部が銃口上部に抜け、そのガス圧でマズルジャンプが軽減されます。
千束カスタムは市販のパーツで再現できるのか?
先に結論を述べます。
現在のところ東京マルイのデトニクス.45コンバットマスターをベースに千束カスタムを組み上げるための市販パーツは見つかっていません。
このアニメ「リコリス・リコイル」の影響で、
いずれはこの千束カスタムを再現できるパーツが市販されるかもしれませんが、今のところはワンオフで自作するしかないようです。
千束カスタムのパーツをSNSで探してみた
それでも千束カスタムの再現をしてみたい!という方向けに、当ブログではガレージキットなどをメインにワンオフパーツを探してみました。
上のカスタムはデトニクス.45コンバットマスターとストライクウォーリアの二個一の組み合わせで作られたようですね。
SNS上で千束のカスタムデトニクスのパーツを探したけれど、該当するパーツはなし。
しかし、自作で千束のデトニクスコンバットマスターを造っている人を発見!
それが下のツィートです。
このカスタムガンはワンオフものとしてアマゾンで販売されています。
おそらく早い者勝ちなので興味のある人は、アマゾンを覗いて見てはいかがでしょうか?

デトニクス.45コンバットマスターのまとめ

今回は「デトニクス.45コンバットマスター」についてご紹介しました。
デトニクス.45コンバットマスターは一般的にはメジャーなハンドガンではありません。
そのため、知っている人もせいぜい「ガバメントの小型コピーピストル」ぐらいの認識をお持ちの方が大半でしょう。
しかし、今回の様にあまりメジャーではない銃が、アニメを通して広く認知されるのは嬉しいことです。
東京マルイのデトニクス.45コンバットマスターは実銃をリアルに再現していますが、
できればマガジンがフルロードの時に、
マガジン底部にインジケーターが飛び出す機能を再現して欲しかったと思うのは、
ガスガン相手には酷な願いというものですね。
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